米穀卸売の米常商事は、4月21日、南魚沼産コシヒカリのビンテージ米「おりざ」を5000袋限定で発売した。2008年度産で、5キログラム入り4200円(送料別)。
新潟県の南魚沼地区で生産されるコシヒカリは、日本穀物検定協会が1971年から行っている「米の食味ランキング」で唯一20年連続で「特A」※を獲得しており、おいしいブランド米として高い人気を誇る。
おりざはその南魚沼産コシヒカリの中でも、同社が「最高峰のご飯」とする高級米だ。専任バイヤーが現地に滞在し、米生産者を1軒1軒訪問することで生産者の熱心さや熟練度などをチェック。独自に設定した10の基準をクリアした米だけを、おりざとして販売する。同社はこれまで、飲食店のみにおりざを卸していたが、今年から一般消費者へも販売することにしたという。
- | 要素 | 基準 |
---|---|---|
1 | 産地・品種 | 南魚沼産(魚沼産の中でも南魚沼地区で収穫された米のみ) |
2 | 産地・品種 | コシヒカリ |
3 | 生産者 | 適切な水管理、草管理 |
4 | 生産者 | 化学肥料・農薬の使用状況 |
5 | 生産者 | 価値観の共有 |
6 | 米卸 | 等級(1等米のみ使用) |
7 | 米卸 | 食味値 |
8 | 米卸 | 整粒歩合 |
9 | 米卸 | 最適な温度・湿度で玄米を保管 |
10 | 米卸 | 出荷直前に精米 |
「おりざ」の名称はイネの学名“Oryzasativa”(オリザ・サティバ、ラテン語)にちなみ、おいしい米づくりの原点に立ち返るという意味で名づけたという。米常ライス魚沼(参照リンク)で申し込みを受け付ける。
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