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隠れたところに遊び心 パンツもジャケ買いの時代!
「あえて見せたい」Tシャツ感覚のアートな下着
3rdware

まるでギャラリーのようなシンプルな入り口を入ると、整然と並ぶ棚。壁にディスプレイされた「モノ」に目をやらなければ、何のショップなのかわからない。レコードショップのような低めの棚の中に収められているのは、なんとパンツ。
商品デザインに関しても、こだわりがある。柄ものの下着というとどうもギラギラした配色やデザインのものが多かったが、Tシャツ感覚のイラストを使うことで、従来の下着のイメージから脱することを狙った。某アーティストが歌っている途中に下着を見せることをパフォーマンスにしているが、彼じゃなくても「見られてもいい下着」を備えておくこともこれからは男のたしなみなのかもしれない。

左はトーテム・ポールのようにディスプレイされた通称「ケツテム・ポール」(笑)。右は壁の一角のディスプレイ。このオンリーショップでは女性モノの下着も揃う。
ギャラリーでアーティストの作品を買うように、パンツを選ぶ
開けると。。。

男性の下着は多くが小さくパッケージされていて、広げてみることができない。広げてみることができるものだと、みんなが触っているから抵抗がある。身に付けるものだからこそこだわりたいポイントを探っているうちに、現在のパッケージングに行き着いたという。もともとレコードジャケットのLPサイズを念頭にスタートし、やや大きかったことから折りたたむことで雑誌のような形になった。雑誌の立ち読みをする感覚で、ショップでも楽しんでほしいという。
ベースとなるデザインも3種あり、カタチにもこだわる人からも熱い支持を得ている。アーティストの作品を買うように、プロフィールを見ながら買うもよし。いわゆる「ジャケ買い」的に一目ぼれするもよし。パンツの買い方の新しいスタイルがここにはある。

折りたたまれたケースを開くと、前面のプリントをチェックできる。,左下には名刺サイズでアーティストのプロフィールがついている。