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快楽旅団

vol.02 週末有効活用 その1。
画像 週末は何してたの?
「ちょっとサイパンまで」と会話がしたいがために行ってみた。
こんがりと焼けた肌はすでに皮むけ始めているが、これから数時間後には、日本で会議である。

現在明け方5時。飛行機の中からお送りしている。

最近よく考えるのが、オフィスの事である。
いかに気持ちよく仕事をするか?がテーマである。
高層ビルにあるとか、著名なデザイナー作とか、そんなところには、興味がない。
太陽を浴びながら屋上で仕事に精を出したいのである。そんなオフィスないかなと。
自分にとっては、理想的な姿。太陽降り注ぐリゾート地で仕事したいなーと思いつつ。
香港では、ビルの屋上にオープンオフィスを持つ企業もあるとか。
そういえば尊敬するアランケイもオープンオフィスだった。

外で仕事したい!という思いは、なぜか、モルディブに思いを馳せてしまった…。一足先に海に行きたい。あ、でも日程的に無理か…。
なんとか週末だけ海に行きたい。この梅雨空の下…。国内じゃなくて海外に…。というのが旅の始まりだ。

物事は本当見方しだいで大きく変わるのというのが今回のテーマ。時間の有効な使い方身をもって体験することにした。
時間は万人に対して平等であり何よりも変えがたい。まさしく時は金なりである。以下に時間を有効に使用するか!
自分にこんなミッションを課してみた。

週末に海外リゾートで会議を行なう。

ただし平日は他業務もあるので許される時間は週末のみ。思い立ったが吉日。社内にお触れを出し、出発を促す。
朝、海外にいたとしても10時からの会議に間に合えば問題ないのである。
それに今回は、社内行事である。そうビジネストリップだ。

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しかし目の前に広がる蒼い海と蒼い空。ここで仕事をするというプレイがたまらない。
よく、リゾートは、スローライフでリラックスと銘打たれる。これは物事がゆっくりしていればりラックすることできるというがどうだろう?スピードは関係ない、個人がゆったりとした気持ちで、過ごし、満足できればいいのである。考えれば、真逆にある高速ライフ。目まぐるしい行程だが、充実するのか?もちろんする。忙中閑ありとは先達が言ったもの。
時間って結構ちゃんと向かい合うと寸暇でもいろんなことができる。
休日出勤の朝は寝過ごしがちだけど、デートの日は、何故か朝早く起きてしまうと言うやつだ。その多くは、精神的なものが多いのだ。説明は出来ないけど、疲れや眠さをも跳ね除けるのは、「気合」に他ならない。
そして、組み上げた日程は以下の通り。

        日曜日 : 成田    発  21:00-
        月曜日 : サイパン  着  01:30-
        火曜日 : サイパン  発  3:00-
            : 成田    着  07:55-

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飛行機の都合で日曜日から火曜日までとなった。日曜日夜発、火曜日の早朝帰国。そのまま職場直行するために、実質月曜日だけの休暇とも言える。滞在時間は24時間と少々。
目的は純粋に社内会議を兼ねたリラックスだ。
なるだけ軽装。おすすめは、 コンビニの袋一枚で登場するのが理想。漢4人でいざサイパンへ。
結局、島滞在中に、代理店のやり取りなど妙に心が広くなってスムーズに事が運んだのも付け加えておく。肝心の会議の内容は次回お届け!

ロケ地サイパン

著者紹介
猪蔵(いのぞう)

株式会社ヒマナイヌ 取締役副社長 いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野編集者兼古物商。大学在学中より映像編集をはじめる。傍ら、株式会社まんだらけの店頭公開業務に取締役として従事。公開後、株式会社イマジカに移籍し、ソフトウェア開発を行なう。また映像専門誌「DVJ」編集デスクも務める。2003年(株)ヒマナイヌを起業。現在は東京麻布十番のカフェ縁縁を経営他、投資会社(株)アストリックス・キャピタル・パートナーズの取締役に就任。一瞬香港在住。プランニングを中心に映像に関するライティングや著書、TV番組の構成も手がけるなど多方面に活躍中。「人への思いやり」や「おもてなし」をテーマに頓知の利いた商品を世に送り出そうと奔走中。

http://www.himanainu.jp/




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