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快楽旅団

vol.07 ギャンブルじゃない街ラスベガス その1(旅立ち編)

 テロ以降、手荷物の持込が厳しくなった。緩和されたといっても未だペットボトルは持ちこめない、つい最近までは、特定メーカーのバッテリー付属のPCも禁止されていた。安全は大事だがなんとも悩ましい…。
 さらにこの秋から燃料使用料というものがチケットに加わった。特にアメリカに行く方は、「せっかく格安チケット手に入れたのに!+3万円とは!」と思った人も多いはず。飛行機業界栄枯盛衰が見てとれる。毎年、2回は詣でるネバダ州ラスベガスでもそんな光景があった。

さて行ってまいります。

 ラスベガスへのアクセスは、直行便がほぼなく、日本国であればこれまでJALが乗り入れるくらいであった。不況の煽りか、JALが撤退した。その代わり好調な大韓航空が直行便で乗り入れる。これまで多くの人が、成田からロサンジェルスもしくは、サンフランシスコそして国内便を乗り継いでラスベガスの地を踏むのが定番だった。
 特に大韓航空を使用し、ロサンジェルス便は格安チケットとして季節を問わず、ほぼ満員の人気便。大韓航空は、ファーストクラスからエコノミークラスまで経験したが、どのクラスも非常に快適だ(最近は…)。フライトアテンダントのユニフォームも凛々しくなった。
 成田→LA→ラスベガスなのか?成田から一度韓国に寄り、ラスベガスを目指すのか?

ラスベガスの象徴的なマーク。オミヤゲに多数使用されている…。

 その選択肢が増えるのはうれしい。韓国でのストップオーバーも計画可能。月・水・金であれば羽田からのアクセスでアメリカに飛び立つ事も可能になった。
  成田に行かずして、海外へ行けるのは非常にうれしい。筆者も年末に早速このコースで飛ぶ事を予定している。機内でネットもできるしね。

羽田からの出発例

 飛行機を使用する場合はその旅程に機内の時間を多く費やす。 快楽であるようにしたい。
今回の快楽旅団はラスベガスに向かう。

 ここは空港。骨の髄まで頂きます…。
 着いた傍からスロットマシンに迎えられる。ラスベガスは、ギャンブルの街として栄えていったが、現在では収益の4割程度だ。ではその他は何があるのだろうか?
  その変貌する街ラスベガスの姿を数回にわたってお届けしよう。

(ロケ地:ラスベガス)

6.ディスコチックに揺られて伝統芸マージャン。  7.プール も完備!ビールが冷やされてた  8.ちょっとでかすぎソファ

著者紹介
猪蔵(いのぞう)
株式会社ヒマナイヌ 取締役副社長いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野編集者兼古物商。大学在学中より映像編集をはじめる。傍ら、株式会社まんだらけの店頭公開業務に取締役として従事。公開後、株式会社イマジカに移籍し、ソフトウェア開発を行なう。また映像専門誌「DVJ」編集デスクも務める。2003年(株)ヒマナイヌを起業。現在は東京麻布十番のカフェ縁縁を経営他、投資会社(株)アストリックス・キャピタル・パートナーズの取締役に就任。一瞬香港在住。プランニングを中心に映像に関するライティングや著書、TV番組の構成も手がけるなど多方面に活躍中。「人への思いやり」や「おもてなし」をテーマに頓知の利いた商品を世に送り出そうと奔走中。

http://www.himanainu.jp/




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