エンタープライズ:ニュース 2002/07/04 12:26:00 更新


NTTグループにみるホットスポット「次の一手」

「NetWorld+Interop 2002Tokyo」では、NTTグループ各社が公衆無線LANサービス関連の展示に力を入れている。NTT-MEは、Bluetooth対応携帯電話を参考出展、NTT東日本はIEEE 802.11aのサポートを表明した。

 幕張メッセで開幕した「NetWorld+Interop 2002Tokyo」では、NTTグループ各社が公衆無線LANサービス(いわゆるホットスポット)関連の展示に力を入れている。同じグループ企業ながら、それぞれのサービス展開を目指すエヌ・ティー・ティー・エムイー(NTT-ME)、NTTコミュニケーションズ、そしてNTT東日本。まだフィールド実験すら開始されていないサービスもあるが、各社とも既に、次の展開を考えてるようだ。

 加入者電話にもつながるIP電話サービス「WAKWAKコール・ゴーゴー」とホットスポット事業の連携を図るNTT-MEは、先日発表した「USB Internet Phone」(USBフォン)のワイヤレスバージョンを参考出展した。Bluetoothチップベンダーの米MICROTUNEと手を組み、USB接続のBluetoothアダプタとBluetooth対応携帯電話を開発。ブロードバンド接続されたPCの“ワイヤレス子機”として利用できるほか、ホットスポット内にBluetoothのアクセスポイントを設置しておけば、携帯電話単体での通話も可能になるという。11月にはサービスを開始する計画だ。

 使用するBluetoothチップは、Ver1.1準拠のもの。伝送距離は最大100メートル、伝送速度は最大700Kbps程度だが、RF部やメモリなどをワンチップ化しているため、他社のBluetoothチップと比較して、消費電力とコストを引き下げることができるという。(→詳細記事&写真

[ITmedia]