エンタープライズ:ニュース | 2002/07/05 12:06:00 更新 |
省サイズで「日本市場に適する」というNetCache C2100
日本ネットワークアプライアンスはNetWorld+Interop 2002 Tokyoの同社ブースで、今年5月に発表した新製品「NetCashe C2100」を紹介している。
日本ネットワークアプライアンスはNetWorld+Interop 2002 Tokyoの同社ブースで、今年5月に発表した新製品「NetCashe C2100」を紹介している。
この製品は、2Uサイズのきょう体に、Webアクセラレーションやストリーミング・メディアの配信、アクセス管理といった機能を提供するアプライアンス。ハイエンド機「NetCache C6100」と、1Uサイズのエントリモデル「同C1100シリーズ」との間に位置するミッドレンジの製品で、ディスク容量は最大504GBだ。ギガビットイーサネットカードも2枚まで搭載できる。
NetCache C2100の静態展示
「日本の顧客は特に、スペースに対する要件がシビアなことが多い。C1100よりも高い容量や信頼性が必要で、しかも5UサイズのC6100にはラックのスペースを割けないといったニーズにこたえる、コストパフォーマンスに優れた製品だ」と同社は説明している。
特徴は、ホットスワップに対応するだけでなく、NAS製品「NetAppシリーズ」と同様、RAID4に同社の独自ファイルシステム「WAFL」を組み合わせることで、RAIDの書き込み性能を最適化。この結果拡張性を実現していることだ。
RAID4では、データをブロック単位に分割し、並列して複数のハードディスクに並列に書き込む。同時にパリティデータを専用ハードディスクに記録する仕組みだが、この専用ハードディスクがパフォーマンスのボトルネックとなっていた。だがWAFLでは、パリティデータの書き込みを最適化することで、この問題を解決するという。
なお、今回は具体的な製品は展示されていないが、同社は今後、SANやiSCSIに対応した製品も開発、市場に投入する方針だという。
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関連リンク
NetWorld+Interop 2002 Tokyo オフィシャルサイト
日本ネットワーク・アプライアンス
[高橋睦美,ITmedia]