エンタープライズ:ニュース 2003/06/18 16:40:00 更新


NTTデータの比較検証で、64ビット版Windows Server 2003が高いスケーラビリティを実証

インテル、日本ユニシス、マイクロソフトの3社は、NTTデータの独自開発プログラムを用いた、32ビットシステムと64ビットシステムの性能比較検証の結果を発表した。

 インテル、日本ユニシス、マイクロソフトの3社は6月18日、NTTデータの独自開発プログラムを用いた32ビットシステムと64ビットシステムの性能比較検証の結果を発表した。

 32ビット環境として、「Windows 2000 Datacenter Server」、「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition」を搭載した「Unisys Enterprise Server ES7000/230」(Xeon MP/1.6GHz×32基)を用意。64ビット環境には、64ビット版「Windows Server 2003,Datacenter Edition」、「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition(64-bit)」を搭載した「Unisys Enterprise Server ES7000/130」(Itanium 2×16基)を準備し、比較検証を行った。

 NTTデータが独自に開発したバッチ処理系のベンチマークプログラムを走らせ、両システムの比較検証した結果、64ビットシステムは8CPU以上で、スケーラビリティに優れることが分かった。また、16CPUの64ビットシステムと32CPUの32ビットシステムの値を比較した最大性能比較では、64ビットシステムの方が1.12倍のスループットを記録した。16CPU同士での比較では1.50倍の値だった。

スループット比較表

32ビットシステムの1CPUに対するスループット比較


 NTTデータによると、32ビットと64ビットの両システムの比較性能検証を実施した結果、64ビットシステムの優れたスケーラビリティと高負荷環境における適性を確認できたという。

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