ペイリン氏のメールが暴露、Yahoo!メールでハッキング

共和党副大統領候補、ペイリン氏が公務で使っていたYahoo!メールアカウントがハッキングされた。

» 2008年09月18日 08時29分 公開
[ITmedia]

 米メディア各社の報道によると、米大統領選の共和党副大統領候補でアラスカ州知事のサラ・ペイリン氏が公務で利用していたYahoo!アカウントがハッキングされ、同氏が送ったメールや連絡先、家族写真などの一部が内部告発サイト「Wikileaks」で暴露された。

 セキュリティ企業Sophosの研究者グラハム・クルーリー氏がメディア報道を引用して伝えたところでは、暴露した側では「ぺイリン知事は個人用のメールアカウントを公務に利用し、情報公開法を逃れようとしていた」と主張しているという。

 アカウントがどのような手段でハッキングされたのかは不明だが、「セキュアでないPCからYahoo!アカウントにアクセスしていた」「暗号がかけられていない公衆無線LANを使った」「推測されやすいパスワードを使っていた」「すべてのWebサイトで同じパスワードを使っていた」などの原因が考えられるとクルーリー氏は言う。

 ペイリン氏は犯罪の被害者ではあるが、もし「本当にYahoo!メールを公務に使っていたとすれば愚かなことだ」ともクルーリー氏は指摘している。

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