Vista普及率が23%に 1年半で17%増も主流はやはりXPOS、ブラウザ動向

Jストリームの調査によると、インターネット利用者のPCに搭載されているOSとしてWindows Vistaが23%になった。主流は67%のWindows XPだった。

» 2009年05月08日 08時30分 公開
[ITmedia]

 動画配信サービスのJストリームは5月7日、インターネット利用者のPCに搭載されているOSの割合を調査し、結果を発表した。Windows Vistaの普及率は23%で2007年の調査から約17%増えたが、依然としてWindows XPがOSの主流になっている。Webブラウザと映像再生用のWebブラウザアプリケーションの普及率も調査した。

 調査によるとWindows Vistaの普及率は23%で、2007年9月に集計した6%から約17%増えた。一方Windows XPの普及率は67%。依然としてOSの主流はWindows XPであることが明らかになった。Macintoshの利用者は6.02%で、前回調査時の3.9%から微増した。

OS環境、2009年2月時OS環境、2007年9月時 OS環境の割合。(左)2009年2月時(右)2007年9月時(出典:Jストリーム)

 利用しているWebブラウザを聞いたところ、Internet Explorer(IE) 7.0が42.44%でトップ。IE 6.0の23%とIE 8の0.9%を加えると、ユーザー全体の約3分の2がIEを利用している。IE以外のブラウザでは、Firefoxが18%と最多。前回の5%から大幅に増加するなど、躍進がうかがえる。Google Chrome、Sleipnir、Operaといったブラウザの割合も増えているという。

Webブラウザ環境、2009年2月時Webブラウザ環境の割合。(右)2007年9月時 Webブラウザ環境(左)2009年2月時(右)2007年9月時(同)

Flash Player普及率 2009年2月におけるFlash Player普及率(同)

 映像再生用のアプリケーションも調査した。普及率が最も高いのはFlash Player。動画を視聴するために必要なFlash Player 6以上の普及率は99%で、ほぼすべてのPCがFlashを使った動画を視聴できる状態にあることが分かった。


Silverlight普及率 2009年2月におけるSilverlight普及率(同)

 MicrosoftのWebブラウザプラグイン「Silverlight」の普及率は24%。朝日新聞社やヤフーなどの主要ポータルサイトでは、Silverlightを使った情報配信を実施している。こうした動きがSilverlightを使う利用者を増やしたとJストリームは分析している。


 調査は、ビジネス、テクノロジー、エンターテインメントなどの情報を扱う30のポータルサイトにバナーを掲載し、アクセスしてきたユーザーのPC環境を調査した。2月16日から20日に調査を実施し、バナーの総表示回数は48万8022回だった。

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