欧州委員会、携帯の充電器をMicro USBで統一へ――Nokia、Appleほか10社が合意2010年スタート

現在iPhoneに独自仕様のインタフェースを採用しているAppleも、Micro USBでの標準化に合意した。

» 2009年06月30日 08時20分 公開
[ITmedia]

 欧州委員会は6月29日、欧州で販売する携帯電話の充電器の標準化に主要メーカー10社が合意したことを発表した。この合意に基づき、各メーカーは充電器のインタフェースとしてMicro USBを採用し、2010年から販売を開始する。合意したメーカーは、米Apple、韓国のLG電子、米Motorola、NEC、フィンランドのNokia、米Qualcomm、カナダのResearch In Motion(RIM)、韓国のSamsung、英Sony Ericsson、米Texas Instrumentsの10社。

 この合意により、欧州で販売される携帯電話の充電器は統一されることになり、ユーザーは本体を買い換えてもそれまでの充電器を使い続けることができるようになる。欧州委員会は、無駄な充電器の販売が削減されることによる環境への影響は大きいとしている。

 携帯の充電規格統一については、2月に携帯通信事業者の業界団体GSM Association(GSMA)がMicro USBの採用を発表している。こちらのイニシアチブには17社が参加しているが、Apple、NEC、RIMは参加を表明していない。

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