美人で天才、だけど性格最悪……ってそんなヒロインあり!?――テレビアニメ「銀盤カレイドスコープ」(2/2 ページ)
さて、そのほかの出演者の方々に話題を移してみよう。本作は人気小説を題材に作られており、出演者の方々も小説を読んでから収録に臨まれた方が多いようだ。本作を読んでみての印象はどうだったのか。本作の見どころなどとあわせて聞いてみた。
鈴木 とても不思議なドラマだと思いましたね。高飛車なヒロインや口汚い総監督、おっとりしたコーチに日本語が達者なカナダ人の幽霊まで出てきて、こんなドラマはなかなかないんじゃないでしょうか。ただ、オリンピックという世界的な大会に向かう人間たちの迫力というか凄みというか、そういったものが出た素晴らしい作品だと思います。
斎藤 私は原作も読ませていただいたのですが、テレビアニメのほうはギャグテイストが入っているように思えます。タズサもいい意味で普通のカワイイ女の子という描き方をされているような気がします。タズサとピートのやり取りは非常に面白いので、ぜひ見ていただきたいところですね。
川澄 原作は小説なので絵があまりないのですが、タズサ本人が「100億ドルの美貌の持ち主」と頻繁に言っているので、テレビアニメではどんな風に描かれるのか非常に楽しみでした。ただ第1話のタズサは、絶叫するわ「ゲハゲハ」言うわで、表情が崩れまくりなんです。さらに第2話はタズサがトイレに行けず悶絶する話らしいので、さっそく「100億ドルの美貌に陰りが!?」なんて思ったりもするわけです(笑)。
小杉 第1話のアフレコを終えて思ったことは、タズサがよく大絶叫しているので、川澄綾子の声帯がもてばいいなあということですね(笑)。あとは、台本を読んだりしながら早く高島と親しくなって、私なりの高島優司を確立したいですね。
井上 原作ではスポ根のイメージを受けていたんですけど、アニメではギャグタッチで描かれていて、原作とはまた違った楽しみ方ができるのではないかなと思います。
吉野 たしかに僕の演じるピートに関しても原作とは違った設定がありますし、アニメならではのいいところを伸ばしていけたらいいなと思いますね。
岡本 原作では私の演じるドミニクという女性はあまり出てこないようなので、監督をはじめみなさまのお力でたくさん出られるようにしていただけたらなあと思います。あと、第1話では英語しか喋っていないので、早く日本語を喋りたいなあと思いますね。
鈴木さんも語られたように、本作にはかなりクセのある登場人物が多く、演者にとっては難しい演技が要求されることだろう。収録にあたり監督や原作者の方々から指示されたようなことはあったのだろうか。
鈴木 これが、まるでなかったんです。
斎藤 もう何話も収録を終えたアニメみたいに、すべてがすんなりと進みましたね。リハーサルが終わったらすぐ本番、みたいな感じで。
岡本 だいたい普通のアニメの第1話収録だと、キャラを作ったりするのにすごく時間がかかるんですね。でも本作の場合は、ホントに第1話とは思えないくらいにさらっと始まったんです。役をこうしてというような話はどのキャラに対してもなかった。
川澄 やっぱり、みなさんの感性で捕らえた役の個性がそのまま出ているんじゃないかと思いますね。
さらに冗談で、岡本さん小杉さんからこんな発言もあった。
岡本 みなさん元々のキャラクターと性格があっているんじゃないですか?
小杉 それじゃあ川澄さんは最強の悪女ということに!?
この発言には取材陣も大爆笑。川澄は「そんなことないです」と否定していた。
冗談はさておき、フィギュアスケートは見た目の美しさも問われるスポーツ。そんなスポーツをテレビアニメにするということに対してはどのような印象を抱いたのだろう。そんな質問を投げかけると、製作についての興味深い発言も飛び出した。
鈴木 私がいつもフィギュアスケートを見て思うのは、転んだりして落ち込んでしまうような場面でも、キッと口角を上げて笑うあの根性というのは、俳優としても人間としてもぜひ見習いたいところだと思います。あんなに美しくエレガントに演じていながら、心の中にはものすごい闘魂が渦巻いている。本作ではそんなところもよく描かれているようですので、放映を非常に楽しみにしております。
斎藤 フィギュアスケートというのは大人向けのスポーツという印象が強いですね。いわゆるタイムや距離というような目に見えるものを計るのではなくて、芸術点という一見定かではないものを競うという部分が、子供の頃はわかりづらいけれど大人になるとより魅力的に感じる部分なのかなと。
井上 そういった意味も含めてアニメにするのは難しそうな題材かなとは思うんですが、そこはスタッフの方々がいいものを作ってくれると思いますので、芸術的な要素の部分も見所だと思いますよ。
本作では人間模様のみならず、フィギュアスケートとしての演技の部分も力を入れて作られているようだ。現実のフィギュアスケートに負けないように、いかに美しく見せるのか。芸術的に描き出すのか。そして、フィギュアスケーターの心情をどのように描いていくのか。そのあたりにもぜひ注目していただきたい。
そして最後に、声優陣を代表して川澄さんと吉野さんに、ファンの方々へのメッセージをいただいたのでご紹介しておこう。
川澄 ひとりでも多くの人に見ていただきたいと思っています。100億ドルの美貌とはどれほどのものなのか、ぜひあなたの目で確かめてみてください。
吉野 深夜2時50分からというかなり遅い時間の番組ですが、時差だと思ってトリノオリンピックのつもりで見ていただければと思います。かならず面白い作品ができあがりますので、ぜひ見てください。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
-
お風呂の“追いだき配管”を掃除してみたら…… エグすぎる光景に悲鳴の嵐 「画面越しに臭うレベル」「みそ汁作ってんか?」
-
【今日の計算】「13×4+8−1」を計算せよ
-
泣いていた赤ちゃん、パパが帰宅すると…… 「疲れが吹っ飛びますね」「こっちまで癒されました」180度変わる表情にパパ大喜び
-
「歩きスマホ」をする男性→池に落ちるかと思いきや…… “まさかの展開”となるドッキリに公園中が驚き9400万再生【海外】
-
飼い主「お尻にうんち付いてるよ」猫「付いてないよ!」 完全に言い合いする姿に「猛抗議w」「お話ししてますね」
-
アパレルブランドの女性ディレクターが「しまむら」コーデに挑戦すると…… おしゃれな高見えに「最高企画」「買い物の神様」
-
「そっち使うの?!」「これは天才」 さびだらけの鉄くぎをぐつぐつ煮込むと……? DIYに役立つ“まさかの使い道”が200万再生
-
水槽に庭で引っこ抜いた草を入れたら、まさかの変化 生まれ変わった水景に「あの雑草水槽からこの水景、、普通にすごい」
-
【今日の計算】「2+7×9−3」を計算せよ
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
- 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
- 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
- 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
- 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
- スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評