既存のヌルいRPGなんてやってらんねーという方への処方箋:「XANADU NEXT」レビュー(2/3 ページ)
今作の舞台は、高原の覇者と称される王国・レイランド。時代は、前作「XANADU」から千年以上が経過している。かつて、クーブラ・カーンが建国したザナドゥ(桃源郷の意味)はすでになく、今ではその遺跡が残るのみ。騎士が威信を失い急速に没落していった時代に、主君を失い騎士として己を見いだせずにいた青年が、知己の少女に誘われるがまま旅をし、たどり着いた街“ハーレック”から物語は始まる。街へと向かうためにオーウェル湖を船で渡っていたその時、霧が濃くなり突如として現れた“オーウェル湖の奇岩城”。この城が、青年の後の運命を決定づける……。
青年は、ハーレックの街にある地下ダンジョンへと足を踏み入れ、そこでザナドゥ時代の宝冠を見つける。しかし、突如現れたドヴォルザークと呼ばれる謎の騎士に戦いを挑まれ、王冠を奪われるだけでなく瀕死の重傷を負わされてしまう。彼を治療したのは、ガーディアンと呼ばれる精霊を宿すことができる神官のリーゼ。彼女により一命を取り留めた青年だが、根本的な治癒のためには聖剣ドラゴンスレイヤーが絶対に必要で、それはオーウェル湖の奇岩城にあるらしいという。おのれを見いだすため、そして生きるため……。青年の戦いが、ここから始まる。
主人公である青年の名前は、「XANADU」と同じく入力が可能。操作方法も簡単で、マウスカーソルを移動させて左クリックすると、主人公がその場所へ向かって移動する。敵が現れた場合、カーソルをターゲットに合わせて左クリックすれば、装備している武器で攻撃してくれるのだ。
なお、主人公は魔法を含めて一度に4つまでのスキル(後述)を装備することが可能で、右クリックで選択しているスキルを発動する。基本的には、出現する敵を左クリックで攻撃しつつ、難所では魔法やスキルを織り交ぜながら、敵を倒し先へ進んでいく。実際、マニュアルを見ることなくゲームを進められたことからも、誰もが直感的にわかる操作方法だと言える。敵の動きがそれほど激しいわけでもないので、相手の攻撃を移動してかわし、そのまま背後に回り込んで斬りつける、程度のことなら問題なく実行できた。フルマウスオペレーションとはいえ、バランスに関しては問題ないだろう。
とはいえ、残念なのはキーボードからキャラが操作できないこと。なぜマウスで主人公を移動させなければならないのか、今ひとつ理解に苦しむ。往年のプレーヤーであれば、キーボード操作のほうがしっくりくるはずだ。これが本作における、最大の欠点ではないかと感じた。とはいえ、古い世代の人間でなければ、マウスでの操作に違和感を感じることはないのだろうが……。
とはいえ、上記までで述べたゲーム性だけならば、通常の3DアクションRPGとそれほど差はないという危惧を持つ人もいるかもしれない。そんな心配を吹き飛ばすかのように、本作には随所に“XANADUらしさ”が取り込まれているのだ。
中でも特筆すべきが、20年を経ても変わらない自由度の高さだろう。例えば、レベルが上がると、主人公の各種パラメータをアップできるボーナスポイントがゲットできる。これを振り分けることでキャラクターが成長していくのだが、その配分方法はプレイヤーが自由に決定できるのだ。腕力だけを重点的に上げたり平均的に成長させるなど、育て方は遊ぶ人次第。武器や防具などには、それを装備するために最低限必要なパラメータが決められているので、どちらを優先して身につけるかによっても、成長のさせ方が変わってくるはずだ。
武器に設定されている熟練度も、“XANADUらしさ”の1つといえるだろう。武器は使い込むほどに熟練度がアップし、威力を発揮するようになっている。場合によっては、買ったばかりの2ランク上の武器よりもダメージを与える、なんてこともあるのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
不二家の「プレミアムショートケーキ(国産苺)」が半額に! 3日間限定キャンペーン
-
中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
-
日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
-
動物病院の会計中、振り返って愛犬を見たら…… “柴らしい”もん絶級の光景に「天使かよ!」「帰れるもんねw」
-
「ハンガー・ゲーム」出演俳優、撮影中の性的暴行被害を告白 泣きながら撮った当時の写真添え「すごくつらかった」と胸中明かす
-
ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
-
上沼恵美子さん直伝「ホタテの一番おいしい食べ方」に絶賛の声続々! 「発想が主婦目線」「マネして作ってみます」
-
【今日の計算】「8×4−2+1」を計算せよ
-
1歳赤ちゃん、寝ぼけまなこの謎行動が150万再生突破 「仕事の疲れ、吹っ飛んだ」「少し出ちゃったの可愛すぎ」
-
「めざましテレビ」“新お天気キャスター”が「美しすぎる」と注目 ミス東京GP獲得から約4カ月で
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
- 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
- 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
- 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
- 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
- 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
- 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
- パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
- “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
- 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
- 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
- 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
- 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
- “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
- 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」