Xbox 360は全く新しいコンソール。だから砂漠でイベントを開いた:Xbox 360: Zero Hour
Xbox 360発売直前の11月20日〜21日に開かれた「Xbox 360: Zero Hour」。この会場で、Xbox デジタル エンターテインメント エグゼクティブ プロデューサーであるジェフ・ヘンショウ氏に話を聞くことができた。そこで、気になるあの“巨大なモノ”についても、質問をぶつけてみた。
――「Xbox 360: Zero Hour」はずいぶんと大規模なイベントになりましたね。
ジェフ これまで3年の間、「xbox 360」ローンチに向けて準備をしてきましたが、ようやく形になりました。非常にエキサイティングです。ここにいる人たちは、マイクロソフトのゲームやサードパーティにより作られた、Xbox 360のゲームを楽しむことができますし、わたしにとってはその反応を見られるいいチャンスですね。
この祝日(注:感謝祭の休日)に、ハイデフィニションのゲームをリビングに届けることができました。Xbox 360のリリースに対して、我々はアグレッシブなスケジュールをワールドワイドで組みました。ここにいる人たちは、ローンチデイにXbox 360のゲームを楽しむことができますし、Xbox Liveで友達とオンラインで遊ぶこともできます。
――販売店の人たちの反応はどうですか?
ジェフ まだ発売前なので何とも言えませんが(笑)、販売店ではすでに販売する準備が整っていますし、発売するのまだかと待っている状態です。販売店の人たちもとてもエキサイティングな思いを抱いていることでしょう。我々にとってもそれは同じです。実際にこの祝日に、ハイデフィニションのゲームを届けることができるわけですから。
我々は、“ハイデフ・レボリューション”とも言うべき変革を届けたいのです。販売店にしても、コンソールやハイデフゲームを売るだけではなく、ハイデフTVやサラウンド・サウンドを販売できるわけです。だからこそ、販売店も興奮しているでしょう。
――あえて砂漠で開いた理由を聞かせてください
ジェフ いくつかの理由があります。まず1つは広大なスペースが必要だったことですね。そして2つめに、Xbox 360というのは、これまでとは違った体験をユーザーに届けることができるコンソールです。Xbox 360では、いち早くハイデフのゲームを楽しめますし、ユーザーは常にネットワークへつながっていますし、個人向けのカスタマイズも可能です。すべてが新しいわけです。新しい体験も可能ですし、新しい提案も行っていますので、“新しい場所”が必要だったのです。Xbox 360とXboxは違うということを知らせる必要がありました。マイクロソフトがこれまで行ってきたこととも“なにか違う”と感じさせる必要もありした。だから、ロサンゼルスコンベンションセンター(注:E3が開かれるところ)でもなく、レドモンドでもなく、タイムズスクウェアでもなく、ここで開催したのです。
――ユーザーに人気のあるタイトルはどのあたりですか?
ジェフ ここでは多くのタイトルをプレイできます。Microsoft Game Studioの作品で言えば「パーフェクトダーク ゼロ」や「カメオ:エレメンツ オブ パワー」なども人気ですし、サードパーティで言えば、エレクトロニック・アーツのゲームや、アクティビジョンの「Call of Duty」も人気でしょう。
――ところで、Xbox 360のACアダプターはかなり大きいですね……。
ジェフ え? どこにACアダプターがありますか? ここからは見えませんよね(笑)。冗談はさておいて、置き場所を考えたときに、どこにでもおけるようにするためには、コンソールが小さい必要があります。それに加えて、Xbox 360はパワフルなコンソールです。CPUのコアは3つありますし、グラフィックスもよりパワフルになっています。このため、より多くのエネルギーが必要になってしまうわけです。そのため、ACアダプターはあのサイズになっていますが、数年後にはもっと小さくなるように努力をしています。
――Xbox 360はハイデフTVを普及する助けになるんでしょうか
ジェフ ユーザーはすでにハイデフ対応のTVを持っています。しかしいまはコンテンツがない状況です。Xbox 360は絶好のコンテンツになります。これまでのゲームは、ハイデフTVで見ると、ただ画像を引き延ばしただけのコンテンツでした。Xbox 360では、本当のハイデフィニションコンテンツが体験できるわけです。
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