サンタに扮したアイドルに野望をブロック――「ブロックス倶楽部」ゲーム大会

アイレムソフトウェアエンジニアリングはsabraと共同で、11月17日にプレイステーション 2用ソフトとして発売された「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」を使用したゲーム大会を、アイドルを招いて行った。

» 2005年12月19日 14時38分 公開
[加藤亘,ITmedia]

 アイレムソフトウェアエンジニアリングがグラビア雑誌「sabra」とのコラボレーションで12月18日、秋葉原のメイドカフェを貸し切って、11月17日に発売したプレイステーション 2(以下、PS2)用ソフト「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」のゲーム大会「sabra×ブロックス倶楽部 with バンピートロット『アイドルゲームカフェ』」を行った。

 このゲーム大会は「アイドルゲームカフェ」と銘打たれているように、グラビアアイドルのほしのあきさん、鈴木茜さん、愛衣さんの3人が、この時期ならではのセクシーなサンタクロースの衣裳に身を包みゲーム大会に参戦。sabra誌上で応募のあった一般参加者とメディア対抗戦に出場した。今回一般およびメディア対抗戦の優勝者には、ナナオの液晶テレビ「FORIS.TV」26インチが贈られるとあって、かなり本気でITmedia +D Gamesからは筆者が賞品をかっさらってくる気まんまんで参戦した。

 「ブロックス」とは、20×20の格子状に区切られたボード上に、21種類のさまざまな形のピースを交互に置いて、テリトリーを広げるというフランス生まれのテーブルゲーム。基本4人での対戦で、最終的に一番多くピースを置いたプレーヤーの勝利となる。ピースはボードの隅から配置していき、角と角をつなげていく。ピースの辺同士が接してはいけない決まりのため、プレーヤーはいかにテリトリーを広げ、相手のテリトリーに侵略していくかが、勝敗を左右するキモとなる。

 「ブロックス倶楽部 with バンピートロット」は、このテーブルゲームのブロックスを遊べるPS2用ソフトで、同社が6月に発売したPS2用ソフト「ポンコツ浪漫大活劇 バンピートロット」のキャラクターたちが登場するというもの。今作には1人用のバンピートロットモード(バンピートロットのキャラが敵として立ちはだかる)と、4人まで同時プレイ可能のブロックスモード、2人用のブロックスデュオモードが収録されている。

バンピートロットモードでは、ゲーム進行に合わせてキャラクターメイクも楽しむことができる(左下)。ブロックスデュオは2人用のブロックスで、今回の大会では使用しないはずだったのだが……

 まずはゲーム大会の前にグラビアアイドルのほしのあきさん、鈴木茜さん、愛衣さんが登場。こういうサンタのかっこうをすると時期的にもテンションが上がるという3人は真っ赤なミニのサンタ姿がお気に入りの様子。今回ゲーム大会に参加することについては、何度か事前に遊んでいることもあり、相手によって変化していくゲーム性の難しさと面白さを解説してくれた。特に愛衣は21種類あるピースの特性を活かして対応していかなくてはならないと今後起きる奇跡を予感させる洞察力を見せてくれた。「ずる賢い人が強いです」と3人がうなづく。

場所がメイド喫茶ということで、「いらっしゃいませご主人様」と言いたいと鈴木茜さんがこの場所の感想を述べると、ほしのあきさんも「ひとつのジュースをストロー2つでチューチューしたい」と語る。

 誌上募集に運良く当選した一般参加者は、ディレクターの大久保亮介氏とアイドル3人の挨拶のあと、それぞれ3ブロックに分かれて3回、アイドルたちを混じえての対決へとなだれ込んだ。

 「ちょっと難しくて頭を使うゲームなのに、なんかぼーっとしちゃってる」と話すほしのあきさんが座するAブロックには欠席者の代わりに大久保氏が入って対戦スタート。ぼーとしていると言いながらもサクサクとピースをはめていく。また、Bブロックに参加している茜さんは、かなり練習して来たと語る。その成果を発揮したいとかなり楽しんでいるよう。「緊張気味なのでちゃんとできるかわかりませんけど頑張ります」と謙虚ながらも淡々と勝負師のようにピースを打っていく姿が印象的な愛衣さんはCブロックで参加者と対する。ラッキーな参加者は、間近に見て言葉を交わせる状況のためか、緊張してゲームどころではない様子。自滅気味な方も多く見受けられた。

左がほしのあきさん、中央が鈴木茜さん、右が愛衣さんのブロック。カメラを向けると余裕の表情。試合は予選15分。決勝20分で行われ、最後に多くピースを置いているプレーヤーの勝利というルール。とにかくコマ数の多いピースを優先的に置いていくことが勝利の鍵となる。混戦の結果3名が選出、決勝戦では愛衣さんと対したのだが……
いつのまにやら腕を上げていた愛衣さんが、参加者を差し置いて余裕のぶっちぎりで勝利を収める。緊張気味と言っていたが、どうやら猫をかぶっていたようだ。そんなわけで賞品の液晶テレビはアイドルの手の元に……。2位、3位の方とは記念撮影のご褒美があった

 次にメディア対抗戦へと突入。12人の勇者がアイドルに勝負を挑んだ。対するアイドル側は、一般参加者戦で優勝をもぎ取った愛衣さんと、練習を重ねているという茜さん。1回戦では愛衣さんが飄々とやっぱりブロック選出を勝ち取り、まぐれじゃなかったことを印象づける。そしていよいよ2回戦で筆者の登場となったのだが、相手にはその愛衣さんが……。ほんわかしながらも、行く手を次々とブロックされていく筆者。テーブルゲームではならしたもんだと余裕をかましていたのが嘘のよう。いいところがないまま劣勢が続く。そして気がつけば投了。あっさり決勝戦に残ることなく戦いは終わっていた。

 続いて行われた決勝戦でも愛衣さんの勢いは止まることなく、無難に相手を潰し自らのテリトリーを構築したメディアワークスさんとともにパーフェクトでピースを置くという奇跡を演出。急遽、2人用対戦の「ブロックスデュオ」にて勝敗をつけることになった。ここでも両者拮抗するも愛衣さんが一歩及ばずメディアワークスさんの勝利となった。危なく2台の液晶テレビを奪取していくところだった愛衣さんは、なぜか安心しているようにも見受けられた、そんなゲーム大会だった。

 最後に挨拶に立った大久保氏は、今回の大会の成功を感謝するとともにしっかり現在開発中で2006年2月23日に発売予定のPS2用サバイバル・アクションアドベンチャー「絶対絶命都市2 -凍てついた記憶たち-」もぬかりなく宣伝。大会は幕となった。

 まるでいいところがないまま終わった筆者に、秋葉原の街は折からの寒波も加わり、やけに寒かった。ちなみに帰り道の街頭では、「絶対絶命都市2」の試遊と体験版の配布会も行われていた。2002年に発売した都市災害をテーマに新たなジャンルを確立した「絶対絶命都市」の第2弾は、凍てつくクリスマスの街を襲った、豪雨による河川の氾濫からの脱出をテーマにしている。心寒くなった筆者は当然体験版をいただき、そっと家路に着くのだった……。

寒いのにお疲れ様です。帰ってこの体たらくを反省しつつ、サバイバルに興じてみたいと思います

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