飛び交う笑いと黄色い声援――「BLACK CAT FESTA」は大盛況(2/3 ページ)

» 2006年01月30日 14時58分 公開
[ひろいち,ITmedia]

主役は一体誰!?――爆笑トークからミニライブまで、盛りだくさんの2時間

 去る1月22日。東京・日本青年館大ホールにて「BLACK CAT FESTA」が行われた。

前日に降った記録的な大雪で足もとが悪かったが、それでも大勢のファンが来場して会場は満員になっていた。やはり、作品を愛するファンの気持ちは天候などには負けないようだ。もちろん筆者も「なにも取材の前日に積もらなくても」とか「寒いからお家で温まっていたい」などとは微塵も思うことなく(頭をよぎることすらなく)、健全な思いのまま日本青年館に到着した。

 外気の寒さとはうって変わって、会場内はすでにファンの熱気で過熱気味。とはいえ、よくよく客席を見回してみれば、ほかのイベントと比べても女性ファンが多い。それもそのはず、このイベントには主役のトレインを演じる近藤隆さんをはじめ、スヴェン役の藤原啓治さん、クリード役の三木眞一郎さん、シャルデン=フランベルク役の速水奨さんという、女性からの人気が特に高い男性声優が多数登場するからだ。

 そうこうしているうちにイベント開始。オープニングをつとめるのはより子さん。アニメ主題歌「ダイアの花」を熱唱し、いきなり会場のテンションも急上昇。より子さんはその後のコメントで「すごく緊張していたんです」と語っていたが、そんなことは微塵も感じさせぬパワフルなボーカルだった。

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 続いては出演者によるトークショー。登場したのは、先に述べた近藤さん、藤原さん、三木さん、速水さんの男性陣に、イヴ役の福圓美里さん、リンスレット=ウォーカー役のゆかなさん、セフィリア=アークス役の井上喜久子さんの女性陣、そしてオープニングテーマを熱唱したより子さんを含めた8人である。みなさん人気者だけに大きな声援が会場中を飛び交っていた。

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 テレビアニメ「BLACK CAT」では、トレインに匹敵するほど重要なキャラクターであるということから(物語序盤のトレインが暗い性格だったこともあり)、もうひとりの主役とも称されるスヴェン。そんなこともあってか、司会者がスヴェン役の藤原さんを紹介する際に「本当の主役」と冗談を言って、会場の笑いを誘う一幕も。さらにその後トークでもこの「本当の主役」という内容は何度も登場し、そのたびに会場は笑いに包まれていた。近藤さん自身も、オーディションで主役の座を射止めて喜んでいたのに「序盤はほとんどセリフがなくて悲しい思いをした」というから、意外に的を射ていたかもしれない。

 しかしその後、速水さんが「彼のこの作品にかける意気込みはすごい。アフレコがはじまると人が変わったようになる」と近藤さんの仕事振りを語る。「アフレコがはじまると、隣にいる僕にまで彼の体温の上昇が伝わるほど集中しているときがある。そんな彼のモチベーションを下げたくないから、アフレコが始まったら話しかけない」のだそうだ。その事情をここで初めて聞いた近藤さんは「速水さんはいつもアフレコが始まると急に話をしてくれなくなるから、何かしてしまったかなって心配していたんですよ」と胸のつかえがとれた様子。速水さんは続けて「やはり彼の仕事の様子を見ていると、彼こそ主役にふさわしい」と見事にトークを締めてくれた。

 また、劇中のクリードのテーマ曲を、三木さん自ら朗読する場面もあった。そのカッコイイセリフ回しに、会場中は黄色い声援の雨あられ。三木さん自身もこの朗読には力を入れていたようで、終了後には「これで僕の今日の仕事の9割は終了しました」とおどけつつも胸を撫で下ろしていた。また、三木さんのファンだと語るより子さんは「こんな間近で聞けて、絶対友達に自慢する!!」とやや興奮気味。

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 トーク終了後には、エンディングテーマ「ナミダボシ」を歌うハピーペットのお2人が登場。「テレビアニメのエンディングで使われるなんて初めてのことだから、とても感動しました」と語り、「ナミダボシ」を元気に歌い上げてくれた。

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 その後、「魁!黒猫学園」と題して、出演者たちが生アフレコを披露。イベント用に用意されたオリジナルの物語で、トレインたちが学園物のキャラクターになってしまうという内容だ。その中には、トレインが(近藤さんが!?)ひとり取り残されて寂しく独演するシーンや他の作品のパロディなども飛び出し、笑い声がとぎれる暇もない爆笑につぐ爆笑の生アフレコとなった。

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