今だからこそ振り返る「モンスターハンター」――家庭用初の本格オンラインアクションはこうして生まれた:「モンスターハンター2(ドス)」発売記念インタビュー(1/2 ページ)
独自の生態系を持つ強大なモンスターが住む世界で、いちハンターとしての生活を送るハンティングアクション「モンスターハンター」。このたび、プロデューサーを務める田中剛氏に、最新作「モンスターハンター2(ドス)」を含めたシリーズについてのさまざまな話をうかがうことができた。
独自の生態系を持つ強大なモンスターが住む世界で、時に1人で、時に仲間と協力しながら狩りを行い、いちハンターとしての生活を送るプレイステーション 2用ハンティングアクション「モンスターハンター」(以下、MH)。
2004年3月に1作目「MH」が発売して以来、2005年1月にはグレードアップ版となる「モンスターハンターG」(以下、MHG)、2005年12月には携帯ゲーム機PSPにて「モンスターハンター ポータブル」(以下、MHP)、そして先日には最新作「モンスターハンター2」(以下、MH2)と、コンスタントにシリーズタイトルをリリースしているが、このたび、MHシリーズのプロデューサーを務める田中剛氏に、MH開発にいたった経緯や、MH2についての話をうかがうことができた(MH2の詳しいゲーム内容については記事最後にあるリンク先を参照していただきたい)。
MHは当初、オンラインモードのみだった
―― まずMHの開発に至った経緯について教えてください。
田中剛氏(以下、田中) 2000年の終わりごろに、当時の次世代機(プレイステーション 2、Xbox、ニンテンドーゲームキューブ)に向けて、カプコンとして本格的にオンラインゲームを作っていこうという動きがありました。その時に「アウトモデリスタ」、「バイオハザード アウトブレイク」、MHといったオンラインゲームが立ち上がることになったんです。それまでのオンラインゲームというのは、「Doom」や「Quake」といったFPSかMMORPGが主流でした。FPSにしろ、MMORPGにしろそういうジャンルを作ることも可能でしたが、やはりカプコンならではのオンラインゲームを作ろうというとになったんです。
―― それが開発にいたった経緯ですね。では、MHというタイトルを作るにいたったきっかけはどうでしょう?
田中 3部作というか、先に挙げたタイトルは、レースゲーム、「バイオハザード」をテーマにしたもの、そして、まったくの新作、かつ当時の次世代機で作るオンラインゲームの完成系として開発を始めました。テーマとしては“とにかく大きなモンスターをみんなで協力して倒す”というもの。ちなみに、タイトル名は最初から“モンスターを狩る者=モンスターハンター”でいこうと決まっていました。MHという商標登録自体も2001年の夏くらいには出しているんですよ。
―― 開発期間は約3年になりますね。
田中 立ちあげからと考えると4年ちょいになります。MHは“最高のグラフィックで、最高のオンラインアクションゲーム”を目指していたこともあり、基礎研究にすごい時間をかけたんです。 本当に、最初の2年ぐらいは企画を練りながら、少人数で研究していましたね。具体的にゲームの形が見えてきたのは、発売まで1年をきってからです。それまでは“狩りをする”という大きなイメージはあったものの、いわゆる細かいゲーム部分、遊ばせ方が決まっていなかった。藤岡(MHシリーズディレクターの藤岡要氏)がチームに参加して、残り8カ月くらいでMHの形になったんです。
―― MHについては分かりました。では次にMHGについて聞かせてください。
田中 MHGは、MHとMH2の間にあるわけじゃないんです。もともと、MHの廉価版を出すという話があったんですが、ただ廉価版を出すのは忍びないなと。ちょうどそのころ、北米版のローカライズをしていて、藤岡が双剣のモーションを自ら作っていました。なら、そういった要素を入れて、廉価版ではないグレードアップ版を作ろう! となったんです。「G」というのは、“グレート”とか“ガッツ”の略になります。MHを楽しんでくれた方々への感謝と挑戦(笑)みたいな側面があるんですよ。そうして生まれたのがMHGなんです。だから、MHの続編という意味ではMH2がそれにあたりますね。
―― MH2の話が出ましたが、その前にもうひとつのMH、MHPについてもお聞きしたいと思います。
田中 PSPが発表された時からPSPタイトルは作りたかったんです。それは“手軽なネットワークマシーン”として遊んでもらえるイメージがあったからで、中でもMHにはぴったりだなぁ〜、と。コンセプトとしてはまず、MHGがきちんと遊べる。次に、一人でも十二分に楽しめる。そして、4人がいつも集まるとは限らないので、2人ぐらいでも遊べるものをと考えました。そして“MH2と連動する”とスタッフには伝えたんです。MHPの開発は8カ月くらいですね。描画回りを書き直したり、テクスチャを減らしたりといろいろやってはいますが、絵が早く移植できたというのが大きかったんです。ソフト制作において、僕らにとって大事なものに“絵はちゃんとしないと駄目”というのがあります。同じMHだけど絵が汚いではなく、 PS 2とそん色ない絵で、同じような操作感ができなきゃいけないと考えていたんです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
不二家の「プレミアムショートケーキ(国産苺)」が半額に! 3日間限定キャンペーン
-
中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
-
日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
-
動物病院の会計中、振り返って愛犬を見たら…… “柴らしい”もん絶級の光景に「天使かよ!」「帰れるもんねw」
-
「ハンガー・ゲーム」出演俳優、撮影中の性的暴行被害を告白 泣きながら撮った当時の写真添え「すごくつらかった」と胸中明かす
-
ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
-
上沼恵美子さん直伝「ホタテの一番おいしい食べ方」に絶賛の声続々! 「発想が主婦目線」「マネして作ってみます」
-
【今日の計算】「8×4−2+1」を計算せよ
-
1歳赤ちゃん、寝ぼけまなこの謎行動が150万再生突破 「仕事の疲れ、吹っ飛んだ」「少し出ちゃったの可愛すぎ」
-
「めざましテレビ」“新お天気キャスター”が「美しすぎる」と注目 ミス東京GP獲得から約4カ月で
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
- 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
- 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
- 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
- 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
- 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
- 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
- パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
- “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
- 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
- 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
- 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
- 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
- “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
- 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」