グローバル展開でE3初出展「ディースリー・パブリッシャー」E3 2006「ディースリー・パブリッシャーブース」

» 2006年05月12日 21時06分 公開
[加藤亘,ITmedia]

 E3でははじめての出展となるディースリー・パブリッシャーは、D3の文字をかたどったブースを構えている。日本ではシンプルシリーズで名を馳せているが、アメリカでは一切発売していない(バスフィッシングは例外)。ディースリー・パブリッシャーの関連会社であるD3 PUBLISHER OF AMERICA(D3PA)が2年前に設立され、さらに昨年ヨーロッパにも設立。ワールドワイドな展開を図るディースリー・パブリッシャーは念願のE3 2006でその存在をアピールしたい考えだ。

 ブースにはDS用ブロック崩し「Break's Em All」やゲームキューブ版「NARUTO:Clash of Ninja 2」、ゲームボーイアドバンス版「NARUTO:Ninja Council 2」、PSP版「Dead Head Fred」、PS2とGBAとGCとDSのマルチプラットフォームで展開する「Flushed Away」のほかにアメリカで人気の「Hi Hi Puffy AmiYumi: Genie & the Amp」、日本ではバイトヘルとして発売されたものが「WTF」としてPSPで出展されている。

 ディースリー グローバル・コンテンツ・ストラテジ部部長の齋藤大成氏は、グローバル展開するにあたり、地域性を重視する。日本とアメリカのゲームに対する指向が違うのは分かっているので、「Break's Em All」(ブロック崩し)のようなものも出展しているが、完全にアメリカの開発スタッフに任せた「Dead Head Fred」などに注力していると語る。「Dead Head Fred」は、頭をすげ替えることで能力が変化するという、実にアメコミチックな作品で人気があるらしい。事実、現在北米でのPSP期待度ラインキングでも上位に位置している。


頭をなくした探偵が、頭をすげ替えて敵中突破する

「FLushed Away」

 また、ディースリー・パブリッシャーはドリームワークスと提携し、映画「FLushed Away」のゲーム化に手を挙げ、鋭意製作中とのこと。日本ではそうでもないが、北米や欧州では映画ライセンスのゲーム化は人気を得る傾向にある。お国柄を踏まえた展開をしていかなくては生き残ってはいけないと、本格的に北米市場を意識しているという。

 Wiiでのシンプルシリーズ発売も明らかにしているディースリー・パブリッシャーは、さらにグローバルに飛躍する。

ブース横には謎のタイトル「darkSector」の文字が。次世代機での発売が決定しているとか

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