あなたも今年は監督気分。がんばれ僕らのサッカーチーム「カルチョビット」レビュー(1/3 ページ)

任天堂から発売されたゲームボーイアドバンスソフト「カルチョビット」は、名前の通り“ちょびっとサッカーを楽しめる”ゲーム。ただしその中身は、ちょびっとどころでないほど奥が深いのだ。

» 2006年06月01日 08時43分 公開
[作倉瑞歩,ITmedia]

監督のぼやきがチームを作る。あなたの指示が勝敗を分ける

 今年はサッカーイヤーですね。あの世界大会も目前に迫り、いまからわくわくしている方も多いのではないでしょうか。かくいうわたしも1990年の大会を衛星放送で見てからというもの、そのプレイのすごさに感動し、“自分ではプレイしないが文句はさんざん語る”サッカーファンとして、日本のサッカーはもちろん、海外の試合もよく見るようになってしまいました。こんな方、きっと多いですよね。

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 今回紹介するゲームボーイアドバンスソフト「カルチョビット」は、「ダービースタリオン」シリーズで有名な薗部博之さんがプロデューサーを務めたサッカーゲーム。構想以来8年もの歳月が流れているというだけあって、名前の由来となっている“ちょびっとサッカーを楽しめる”だけでなく、“やりこみ”要素がかなり含まれているゲームとなっています。

 カルチョビットであなたが行うのはズバリ、サッカーチーム監督の仕事。選手を育てつつチームワークを育成し、また補強を行ったりして、自分のチームをNo.1にするのが目的です。ただしカルチョビットでは、試合中に細かい指示を出したりすることはできません。いったん試合が始まれば、試合は選手のもの。その前にいかに準備をするかが大事なわけです。

画像画像 カルチョビットを始めるとまず決めるのは監督名。漢字も使用可能で、かな漢字変換は意外と効率がよく、使いやすい。ちなみにわたしは、この手のゲームは必ず“本名プレイ”。思い入れが違ってくるのだ
画像 チーム名は「FCチョビット」がデフォルトだが、「球団事務所」のメニューから任意に変更できる。わたしは地元に本社がある、とあるチームに敬意を表してこの名前にした。こちらも漢字使用可能

画像 試合中の画面に表示される短縮名は、チーム名に応じて自動的に決定される。もちろん変更可能
画像画像 ユニフォームカラー(ホーム&アウェイ、キーパー)およびチームエンブレムも自動的に決定されるが、ここはひとつ自分好みのデザインと色に変えてプレイしてみてはどうだろうか

 試合前の準備として監督が行うのは、試合に出るメンバーの選出やメンバーの訓練のほか、バックラインと前線を決め、マークする相手選手を指示したりといった「チーム戦術」を決定するだけ。あとはサッカー場に行き、いざ試合、です。

 カルチョビットでは、「フレッシュリーグ」、「ステップリーグ」、「Nリーグディビジョン2」(以下、N2リーグ)、「Nリーグディビジョン1」(以下、N1リーグ)の4リーグが存在します。プレーヤーが始めるのはフレッシュリーグに属するチームから。1月からスタートして、開幕は4月です。それまでに練習試合ができますので、できるだけ練習試合をこなして課題をためて、選手を上手に特訓していきましょう。

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 試合開始後には、監督が出せる指示はほとんどありません。それぞれの選手の働きをチェックしたり、スタミナの消耗を見たりして、“ここだ”というタイミングで選手を交代して形勢の逆転を図ったり、ハーフタイムで戦術の修正をしたり、といったところ。試合中には「コミュニケーションがまったく取れていない! 帰ったら緊急ミーティングだ」といった、監督の“ぼやき”が数多く登場しますが、これが実は大事なポイント。このコメントの種類によって「課題」がもらえ、それを使うことで選手を特訓できるからです。

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