2006年度は4タイトルを発売。11年目を迎えた「テイルズ オブ」シリーズから目が離せない――発表会(1/2 ページ)

バンダイナムコゲームスは人気RPG「テイルズ オブ」シリーズ2006年度ラインナップ発表会を開催。すでに発表されているニンテンドーDS用ソフト「テイルズ オブ ザ テンペスト」に加え、新たにシリーズタイトル3本を発売する。

» 2006年06月20日 20時31分 公開
[遠藤学,ITmedia]
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 本日、バンダイナムコゲームスの人気RPG「テイルズ オブ」シリーズ2006年度ラインナップ発表会が開催された。

 2006年度に発売予定のシリーズタイトルとしては、ニンテンドーDS用ソフト「テイルズ オブ ザ テンペスト」があるが、発表会ではこのほかに、PSP用ソフト「テイルズ オブ ファンタジア−フルボイスエディション−」、「テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー」、プレイステーション 2用ソフト「テイルズ オブ デスティニー」、合わせて4本を発売することが明らかにされた。

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 また、ロゴやゲーム画像などは公開されなかったものの、PSP用ソフトとして「テイルズ オブ デスティニー2」を2007年に発売する予定だという。

 冒頭で、バンダイナムコゲームス代表取締役副社長 兼 コンテンツ制作本部長 鵜之澤伸氏は「テイルズ オブシリーズのユーザーは中高生から20代が中心です。吉積さん(バンダイナムコゲームス ユニットリーダーの吉積信氏)の良くいう言葉に“彼らがプレイして、感動して、人生が変わるものを作りたい”というものがある。本当に良い言葉です。オープニングムービーが魂のゲームですが、ゲーム自体も非常に良くできている。次の10年に関われることをうれしく思います」とあいさつを行う。

 続いて登場した吉積氏は、シリーズ11年目のテーマを“飛翔”と表現。「携帯ゲーム機ではPSPで『テイルズ オブ エターニア』を発売していますが、それに続くユーザーのマストアイテムとして作り込んでいきたい。さらなる無限の可能性と、色あせないクオリティを皆さんに認知していただき、(シリーズを)より高く飛び立たせたい」と語った。

photo 鵜之澤伸氏
photo 吉積信氏
photo 「テイルズ オブ デスティニー」リヨン役などでおなじみの声優、緑川光氏(写真右)が司会を務めた

 各タイトルの詳細については、それぞれのプロデューサー、ディレクターより説明が行われた。それほど多くの情報は語られなかったが、それぞれタイトル別に紹介していこうと思う。

●テイルズ オブ ファンタジア−フルボイスエディション−
発売予定日:2006年9月7日
価格:5040円(税込)

photo プロデューサーの野口伸二氏

 PS版の一部イベントのみ音声対応がパワーアップし、ついにメインストーリーのフルボイス対応を実現した。また、戦闘時のキャラクターが2頭身から3頭身に変更されているほか、「フェイスチャット」や「アニメーションムービー」、PS版からの追加キャラクターである「藤林すず」の登場など、PS版・GBA版からの要素を継承。PSPならではの要素として、“クリア後にもう一度遊びたくなる仕掛け”だという「グレードショップ」や、どんな場所でもロードできる「どこでもロード」を追加している。

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●テイルズ オブ ザ テンペスト
発売予定日:2006年
価格:5040円(税込)

 ニンテンドーDS初の「テイルズ オブ」シリーズ。完全3D表現のグラフィック、戦闘システムには3ライン+3Dで戦略性と奥行きを実現した「3on3LMB」を採用。タッチスクリーン、ダブルスクリーン、通信など、ニンテンドーDSならではの機能も、しっかりと活用している(本作について、より詳しい情報を知りたいという人は、こちらこちらの記事を参照していただきたい)。

photophotophoto ここではカイウス役の高城元気さん(写真中央)がゲストとして登場。シリーズの大ファンだという高城さんは、あこがれのタイトルの、それも主役を演じることができるという喜びを熱く語った。また、ルビア役の門脇舞さん(写真右)からのビデオメッセージも上映された

●テイルズ オブ デスティニー
発売予定日:2006年冬
価格:未定

photo ディレクターの馬場英雄氏

 単なる移植ではない、セルフカバー(リメイク)作品として登場する。具体的には、ほぼすべてのセリフが新たに書き起こされているほか、メインシナリオは声優陣によるフルボイス化を実現。大筋のシナリオに変更はないが、サブイベントや、登場キャラクターの内面に深く関わるセリフなどを多く収録している。

 また、PS版では2Dだったマップが完全3D化されているほか、戦闘システムには「E-LMB(エンハンスト・リニアモーションバトル)」をさらに進化させた「AR-LMB(エアリアル リニアモーションバトル)」を採用。新たなチャットシステムも搭載する予定だという。

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(C)藤島康介 (C)1994-2006 NBGI
(C)いのまたむつみ (C)1997-2006 NBGI
(C)いのまたむつみ (C)2005 NBGI
(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2006 NBGI
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