11回目のプロポーズ――やっぱりオレ……「KOF」が好きッス「ザ・キング・オブ・ファイターズ イレブン」レビュー(2/3 ページ)

» 2006年06月22日 15時01分 公開
[仗桐安,ITmedia]

 キャラクター面では、オズワルド、エリザベート・ブラントルシュ、B.ジェニー、桃子、ダック・キングらの参戦が戦いの舞台に新しい風を吹き込んでいる。そして最初は使うことができないが、特定の条件を満たすことで、アーケード版ではタイムリリースされたキャラや中ボス的位置づけのアーデルハイドやラスボスのキャラたち、PS2版で追加されたギース・ハワード、不知火舞、タン・フー・ルーなどが登場する。これらをカウントしていけば、総勢47体のキャラを選択できるということになる。「KOF」シリーズとしてはなかなかのボリュームだ。

 個人的に残念だったのは愛用していた怒チームのレオナがいなくなっていることだが、まあそんなことを言ったらチャン・コーハンやチョイ・ボンゲも使いたいし、ファンはそれぞれ思い入れのあるキャラクターがいるだろうから、メーカーもファンの要望すべてを満たすことはできないだろう。レオナにせよチャンにせよ、いずれまた復活してくれるだろうと願いつつ、キムやラルフを使ってプレイする筆者であった。

新キャラの登場が「KOF」シリーズの楽しみのひとつでもある



PS2版で追加された7人のファイターたち。左上からギース・ハワード、双葉ほたる、EX KYO(技の性能が異なる草薙京)、不知火舞、Mr.ビッグ、ロバート・ガルシア、タン・フー・ルー

多彩なモードを遊び倒せ

 次に各モードについて見てみよう。「KOF XI」には「アーケードプレイ」、「アーケードバーサス」、「チームプレイ」、「チームバーサス」、「シングルプレイ」、「シングルバーサス」、「エンドレス」、「チャレンジ」、「プラクティス」、「ネットワークマッチ」、「ギャラリー」、「ゲームオプション」というモードが用意されている。


 「アーケードプレイ」および「アーケードバーサス」は、まさにアーケードで稼動中の「KOF XI」と同じ仕様で遊ぶことができるモード。3人1組のチームをつくり勝ち進んでいくことで「KOF XI」のストーリーに触れることができるのが「アーケードプレイ」。2人での対人戦は「アーケードバーサス」。自由に組んだチームだと基本的なストーリー部分しか描かれないが、決められた各チームでプレイした場合はチームごとのエンディングムービーを見ることができるので、要チェックだ。一度見たムービーは「ギャラリー」でいつでも閲覧できる。

 キャラのファンだけど、実際のプレイは苦手……というKOFファンもいるかもしれないが、ご安心あれ。いつものことではあるが「ゲームオプション」のバトルセッティングという項目でCPUレベルを1から8までのあいだで自由に変えることができる。レベル1だとかなり楽にサクサクと進むことができるはずだ。もっともレベル1とはいえ最後のボスキャラは鬼のように強い設定になっているので、1回では倒せないかもしれないので気をひきしめてかかってほしい。またレベルを8にすると、ゲームセンターでは負けることのほうが多い筆者の力量では、なかなか勝ち進めない強さだった。敵キャラのガードが固くカウンターがうまいうえに、多くの技がつながるコンボを効果的に決めてくるので、油断するとあっという間に死んでしまうハードさだ。

個人的にはレベル4、5あたりがいい勝負ができる設定だった。個人差があるのでお好みで調整していただきたい

とにかく勝ってエンディングを観たいのだ! という場合は、□ボタンでラスボスの体力を減らした状態で臨むのも手だ

 ちなみに、志半ばで倒れてしまったらコンティニューすることができるのだが、このときにコンティニューサービスを使うことが可能。コンティニュー時に□ボタンを押せば「CPU体力減少」、△ボタンを押せば「スキルゲージMAX」、×ボタンを押せば「パワーゲージ回復」、○ボタンを押せば「サービス無し」を選択できる。初心者に優しい、なかなか粋なサービスだ。

 「チームプレイ」と「チームバーサス」では、3対3の勝ち抜き戦をプレイすることができる。「アーケードプレイ」では交代自由だったが、ここでは交代不可。どちらかの3人が全滅するまで、交代なしで戦うことになる。一度勝ったキャラは次の相手と戦うときに少しだけ体力が回復する。「シングルプレイ」と「シングルバーサス」は1対1のバトル。交代はないので、思う存分ガチンコバトルを楽しんでほしい。なお「チームプレイ」でも「シングルプレイ」でもストーリーを追うことができるので、エンディングを早く観たいなら「シングルプレイ」を極めるのもいいかもしれない。

 「エンドレス」は1対1で、とにかく体力が尽きるまで戦うモード。何人倒したかはランキング表示される。「プラクティス」は技の練習をするためのモード。かなり細かく設定できるので、特定の技だけを練習したいとか、ドリームキャンセルを練習したいという場合にも重宝する。さらにレコード機能を使うことで10秒間の連続技をL2ボタン一発で出せるようになる、という初心者にはうれしい配慮がなされている。この機能で苦手なコマンドの技を登録しておけば、簡単にド派手なドリームキャンセルを繰り出すことも夢ではない。

 「チャレンジ」は40個ある課題をクリアしていくモード。最初は簡単だが、だんだんと難しくなる課題は歯応え十分の出来。このモードをクリアしていくことで使用可能になるキャラも存在するので、がんばってやり込んでほしい。

細かい設定ができるプラクティスで練習して、アーケードデビューだ
課題の内容はさまざま。何度もチャレンジしてクリアを目指そう

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/01/news077.jpg ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
  2. /nl/articles/2404/30/news015.jpg 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  3. /nl/articles/2404/30/news156.jpg 「葬送のフリーレン」の勇者一行、ネモフィラ畑に現る 名場面にちなんだコスプレが「これを花畑を出す魔法か」と23万いいね
  4. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  5. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  6. /nl/articles/2405/01/news095.jpg 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  7. /nl/articles/2405/01/news014.jpg 1歳娘、ちょっと目を離したら衝撃の光景が……! リアル過ぎるワンオペ現場が190万再生「わかりみすごすぎです」
  8. /nl/articles/2404/29/news009.jpg 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  9. /nl/articles/2403/21/news104.jpg 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  10. /nl/articles/2405/01/news011.jpg 息子「あしたから下敷きいるって」母「ええやつあるで(ドヤ」 母の愛がつまった手作り下敷きに「なにこれめっちゃほしい!」と注目集まる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評