映画「サイレントヒル」はコワかっこいい――公開記念トークショー
2007年7月8日より全国ロードショー公開される映画「サイレントヒル」。それを記念してのトークショー&恐怖スポット「サイレントヒルショッキングハウス」のオープニングイベントが、磯山さやかさんなどをゲストに迎えて開催された。
2007年7月8日より丸の内ピカデリー2ほかで全国ロードショー公開される映画「サイレントヒル」。それを記念してのトークショー、および新宿歌舞伎町のシネシティ広場に本日より登場した恐怖スポット「サイレントヒルショッキングハウス」のオープニングイベントが開催された。
映画「サイレントヒル」概要
――悪夢にうなされる最愛の娘・シャロンがつぶやく「サイレントヒル……」という言葉の謎を解くため、ウェストバージニア州の街「サイレントヒル」を訪れたローズ。彼女はそこで失踪してしまったシャロンを探すうちに、深い霧に包まれ、まったく人気のないこの街で、想像を絶する恐怖に襲われていく。忌まわしい過去をもち、さまざまな秘密が隠されたサイレントヒルは、決して抜け出すことのできない呪われた街だったのだ――
出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ジョデル・フェルランド
監督:クリストフ・ガンズ
配給:松竹
本イベントには、ゲーム版「サイレントヒル」シリーズの全音楽を担当し、映画ではエグゼクティブプロデューサーを務める、コナミデジタルエンタテインメントの山岡晃氏と、グラビアアイドルの磯山さやかさんが登場。
まずは山岡氏が「クリストフ・ガンズ監督が、ゲームのサイレントヒルが大好きだったので、彼に任せておけば大丈夫だと思っていました。ただ、ゲームを知らない人でも楽しんでもらえる作品にしたかったので、その点については監督とも話し合うなど、気を遣いました。単純にゲームを映画化するのではなく、1本の映画としてしっかりと楽しめるものにしようと思ったんです」とアピールする。映画になる喜びは“何とも言えない”ものがあるそうで、自然と笑みがこぼれていたのが印象深かった。
大の怖がりで、“ホラー映画を見る時は、心の準備をしてから見ます”という磯山さん。すでに映画は見ているとのことで「とにかく怖かったんですが、怖いだけでなく、ストーリーの中にたくさんの謎があって、最後まで目が離せません。それとアングルがすごく面白いです。アートというか、すごくキレイでした。映像も迫力十分ですごく面白かったです」との感想を語る。
こういった映画の場合、CG映像のみで作ることもあるそうだが、サイレントヒルは実写映像とCG映像を混ぜ合わせて作られている。山岡氏は「実写があるとより生々しくなるんですよ。今までにない怖さが表現できていると思います」と自信をのぞかせた。
また、磯山さんは映画を見て一番印象に残っているものとして「鳴ったら恐怖の世界が広がるサイレン」と「不気味な動きのナース」の2つを挙げる。ナースに関しては、自身がサイレントヒルに出演するとしたらやってみたい役とのことで「何とも言えない不気味な動きもそうですけど、あんな格好をしてみたい」と意欲的だった。
ちなみに、もしサイレントヒルの世界に迷い込んだら? との質問に、磯山さんは「逃げて逃げて逃げまくりたいですけど、逃げ場はないので……頑張って戦うしかないですね」と答える。“どこにも逃げ場がない”という演出は、映画にもしっかりと生かされているようだ。
最後には「ゲームにあったようなシーンやストーリーがたくさん入っていますので、それを探す面白さがあります。ただ、ゲームをやったことのない人でも、1本の映画として、今までにないホラーというか、格好良いホラーとして見てもらいたい。怖いけど格好良いんですよ」(山岡氏)、「ただ怖いだけじゃなくて、ストーリが深くて面白いですし、謎解きもあります。皆さん、ぜひ足を運んで見てください」(磯山さん)との見どころが両者より語られ、トークショーは終了となった。
なお、イベントではトークショーのほかに、磯山さんによるサイレントヒルショッキングハウスの体験も行われた。あまり内容を語ってしまうと楽しみが減ってしまうため、詳細は避けるが、ためらってなかなか入ることができない磯山さんが、意を決して中に入った直後、“キャッー!”、“怖いよぉ〜”、“本当に許してくださいっ!”など、叫び声が響き渡っていたことはお伝えしておこう。曰く「映画を見た後にこの中に入ると本当に怖い」とのこと。
こちらは2006年7月2日までの設置(利用料金は無料)ということで、残念ながら映画を見た後に体験することはできないが、映画を見る前に、少しでもサイレントヒルの世界観を知っておきたい、楽しみたいという人は、ぜひとも足を運んでもらいたい。
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