タイプの違う機体でライバルを翻弄しぶっちぎる――コーエー「Fatal Inertia」

コーエーがPS3と同時発売を目指して開発を進める「Fatal Inertia」（フェイタル・イナーシャ）とはどんなゲームなのか。今回、プレーヤーが操縦することになる基本機体が公開された。

[ITmedia]

　コーエーの海外現地法人であるコーエーカナダが開発しているプレイステーション 3（以下、PS3）用ソフト「Fatal Inertia」（フェイタル・イナーシャ）は、PS3との同時発売を目指し現在鋭意製作が推し進められている。

　昨年の東京ゲームショウで並行して行われた発表会にてお披露目となった本作は、主に海外展開を主軸にしている新規タイトルである。コーエーカナダの第1弾タイトルとなるだけに、その中身が気になるところ。PS3の新コントローラなどに対応するのかなどは明かされていないが、十分にPS3の能力を引き出せるタイトルではないだろうか。

22世紀初め。

人々はフライングコンバットレース「Inertia」（イナーシャ）に熱狂していた。

プレーヤーは自然の中をハイスピードで駆け抜ける「ホバーシップ」を操縦し、さまざまなコースの中で他のプレーヤーと競り合っていく。PS3の演算能力をフルに使用しリアルな世界を構築。武器や障害物を利用して戦う、創造力溢れるレーシングゲームが「Fatal Inertia」（フェイタル・イナーシャ）だ。

基本的にレースゲームだが、本作はコースに存在する自然物を利用し、有利に展開させていくことができる。例えばコース上にある岩を武器で破壊し、それをライバルへの障害物としたり、ロープを巻き付け急激な方向転換を行ったりと自由度が高い

チェックゲートをくぐることでラップタイムが刻まれていく。制限時間内に特定の条件を満たさないと失格もありうるということだろうか。画面にはアイテムなのか、“雲”のようなマークが中央上に存在している。現在所持している武器なのだろうか？

コースは岩肌剥き出しの渓谷や氷河、水草が漂う水上などバリエーション豊富な様子。機体のカスタマイズや、対戦、ランキングなどゲームモードも充実する予定だ

基本タイプの機体

4つの基本タイプの1つで、基本性能が平均的ないわゆる「アベレージタイプ」の機体。特にこのモデルは、アベレージタイプの中でも、20〜21世紀（本作の時代設定は22世紀）の自動車をモデルとした、もっとも初期の機体モデルの1つとなっている。両翼部分にあえて翼ではなくてエンジンをセットすることで、機動性よりは速度を高めたモデルとなる。こちらのモデルは「アベレージタイプ」の機体だが、フロント部分を取り替えたもの。ゲーム中ではフロントのほかにも、コクピット、翼、後部、スポイラー、サイドを自由にカスタマイズすることが可能

4つの基本タイプの1つで、最高速を可能な限り高めた、いわゆる「スピードタイプ」の機体。21〜22世紀の地上レースでは最高速を誇るフォーミュラカーのデザインをモデルにしている。加速、機動性は他の機体に劣るものの、最速のトップスピードを実現している。両翼にはこのモデルとしては最大級の翼を配置し、機動性を多少なりとも向上させたモデルとなっている。こちらの機体は、デカール（模様）を変えたモデル。ゲーム中では、デカールの他にもボディカラー、表面素材などを自由にカスタマイズすることができる

4つの基本タイプの1つで、機動性を可能な限り高めた、いわゆる「コントロールタイプ」の機体。小型戦闘機をモデルにしており、最高速、パワーでは他の機体に劣るものの、最高の機動性（加速と転回能力）を実現している。初心者にとっては、もっとも扱いやすいモデルとなっている

4つの基本タイプの1つで、パワーと搭載容量を可能な限り高めた、いわゆる「パワータイプ」の機体。20〜21世紀のトラックをモデルにしており、機動性では他の機体に大きく劣るものの、パワー、最高速に優れている。また、武器獲得時には他の機体に比べて倍の弾数を獲得することができる。武器の扱いに慣れた上級者ほど、そのスキルを発揮できるコンバット向けモデルとなっている

「Fatal Inertia」
対応機種	プレイステーション 3
メーカー	コーエー
ジャンル	フライングコンバットレーシング
発売予定日	2006年11月
価格	未定

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※画面は開発中のものです。