「ラブ and ベリー」に母娘がハマる理由:CEDEC 2006(2/2 ページ)
カードの価値を最大化するために――ニンテンドーDSでいつでもオシャレを試す
先ほどの「ゲームを続けること」と同様に、カードの価値を最大化することも大事である、と植村氏。そこで、アーケードでゲットしたカードを直接読めるカードリーダを付け、ニンテンドーDSのソフトを発売することにしたそうだ。「業務用筐体ではオシャレにかける時間は2分程度。時間がないので、お気に入りの組み合わせができてしまうと、ほかの組み合わせを試すことができない。ニンテンドーDSであれば、家でいくらでも組み合わせを考えることができるし、新しいコーディネートを見つけ出せれば、それを業務用で試して、まわりにいる子どもたちにお披露目できる。そこからまた会話が弾んでいく。ここがカードの価値を最大化すること」(植村氏)。
そして「ラブ and ベリー」のラブとベリーを演じている、声優の今野宏美さん(ラブ)、柳井久代さん(ベリー)が登場し、植村氏の質問に答える形でのトークセッションも開催された。
植村 ラブやベリーを演じる上で、子どもとのふれあいなど、よかったことがあったら教えてください。
今野 ゲームセンターにあまり行かないので実際にプレイしている姿を見たことがないのですが、友達の子どもがプレイしていまして。その子が遊んでいるとほかの子から声をかけられたりと、いろいろなコミュニケーションが生まれていくんだそうです。全国で子どもたちが、年齢も関係なくコミュニケーションしているかと思うと、よかったなと思います。
柳井 「ラブ and ベリー」が置いてある場所とは全然関係ないところで、「ラブ and ベリー」のバッグを持っている子どもを見たときにはうれしかったですね。それに自分のホームページを持っているんですが、そこの掲示板に小さいお子さんが全部ひらがなで書き込んでくれたときには涙が出るほど感動しました。
植村 収録中に工夫していることや困ったことはありますか?
今野 ラブは14歳の女の子という設定なので、小さな子と一緒にいるお姉さんであったり、ともだちであったりという気持ちを忘れないようにしています。
柳井 ベリーの声は、わたしのふつうのトーンよりもかなり高いんです。ですので更新時に収録するとき、前のトーンと合わせることを心がけています(注:3カ月ごとの更新のため、収録間隔が空いてしまうので)。
植村 お2人が感じる、ラブとベリーの魅力について教えてください。また、ラブとベリーが恋をしたら、男の子にどんなアピールをすると思いますか?
今野 ラブのいいところは元気で明るい、活発なところですね。でも好きな男の子の前だと緊張すると思うんです。仲良くなって遊んでいるともだちはいるかもしれないけど、好きな子には好きだと言えなくて、見ているだけという感じかなと。でも14歳なんで、まだ早いですよ(笑)。
柳井 ベリーはクールな感じがコンセプトなんですが、ラブに話しかけるときにはお姉さんぽいというか、包んでいる優しい、やわらかい感じをイメージして演じています。そこがチャームポイントですね。あと男の子のことについてですが、ベリーはおそらく「ツンデレ」ですね(爆笑)。好きな人の前になると顔を赤らめて下を向いてしまうような一面があるんじゃないでしょうか。
植村 ラブはキュート、ベリーはクールなオシャレでポイントが上がるように設定しています。演じる紺野さんと柳井さんはどんなオシャレが好きですか?
今野 わたしはTPOに合わせてというか、行く場所や天気、雰囲気で決めていますが、毎朝戦場ですね。気に入らないと何度も着替えるという。1日3、4回着替えてからベストを決めています。
柳井 ベリーと同じでクールなものが多いですね。ふりふりな衣装は着ないです……。前にそんな格好をして事務所に行ったら「どうしたの?」と言われたこともあって(笑)。
植村 最後にこの役にかける意気込みを教えてください。
今野 子どもたちの夢を現実にするという話がありましたが、いつまでも一緒にオシャレを楽しむ相手としていられるような、明るくて元気なともだちであればいいなと思っています。
柳井 わたしも、講演を聞いている中で知らないこともたくさん出てきましたが、植村さんが子どもの目線に立って企画しているのでこういう作品が生まれたんだな、といつも感じています。こういう作品の声を演じさせていただいているので、子どもたちのイメージを壊さないように、これからも一生懸命がんばっていきたいと思います。
関連記事
- 「オシャレ魔女 ラブ and ベリー 〜DSコレクション〜」発売日決定――予約購入キャンペーンはオシャレシール
- 全国4会場で「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」の「オシャレワールド」開催
- 「ラブ and ベリー」のダンスレッスンDVD発売
- 「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」コミュニティコーナー「マジカルステーション」を展開
- ゆうこりんがバスガイドやお姫様でおもてなし――オシャレ魔女 ラブ and ベリー「親娘オシャレ バスツアー」
- CEDEC 2006:CEDEC 2006開幕――スクエニ和田氏「ゲーム産業は第2の成長段階へ移行し質的変化を求める」
8月30日〜9月1日の期間中、東京世田谷区の昭和女子大学において「CEDEC 2006」が開幕。スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏の基調講演を皮切りに、ゲーム業界の“知”の共有が行われる。 - CEDEC 2006:クリエーターの努力次第で“新たなゲーム表現”が生まれる
昭和女子大学にて開催されている「CEDEC 2006」において、セガのR&Dクリエイティブオフィサーである名越稔洋氏によるセッション「これからのクリエーターのあり方とゲーム表現と倫理哲学の重要性について」が行われた。 - CEDEC 2006:PCゲームと恋愛シミュレーションと、そのコンシューマー化について考えてみた
CEDEC初日のプログラムとして、恋愛シミュレーションゲームを例に、PC向けゲームの今後を考えるセッションが開催された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
-
しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
-
“女子小学生”がメンズカットしたら……「え!」 その驚きの大変身に「な、なに!?」「絶対モテる」と反響
-
顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
-
正体不明の「なにかふしぎなもの」がハードオフで販売→Twitterで情報集まり正体が判明
-
「とんでもないものが売ってた」 ハードオフに“33万円”で売られていた「まさかの商品」に思わず仰天
-
「起動しません」 ハードオフで4000円のジャンクPS4購入→電源入れると“驚きの結果”に「そんなことあるんだ」
-
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
「ワンピース」ナミに扮したイタリアのコスプレイヤーが麗しい! 「完璧」「美しい!」と称賛
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」