FFXIIの新たな物語がニンテンドーDSに登場――「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」(1/2 ページ)

スクウェア・エニックスが“Ivalice Alliance”の一翼としてニンテンドーDS用タイトルとして開発を進める「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」は、FFXIIのその後を描く。ヴァンとパンネロの新たな旅が今はじまる。

» 2006年12月22日 12時13分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックスが「ファイナルファンタジーXII」や「ファイナルファンタジータクティクス」など、“Ivalice(イヴァリース)”を舞台とした新たな作品群を総称した“Ivalice Alliance”の1つ、「FINAL FANTASY XII REVENANT WINGS」(ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング)を紹介する。

 「Ivalice Alliance」――“Ivalice(イヴァリース)”を物語の舞台として描いており、さらに複数の作品を異なる開発チームが“Alliance(アライアンス)”=「同盟」の名のもとに、さまざまなジャンルとプラットフォームで開発していることから由来しており、ニンテンドーDS用ソフト「FINAL FANTASY TACTICS A2 封穴のグリモア」やPSP用ソフト「FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争」など、今後もイヴァリースを舞台としたゲームを世に送り出す一大構想である。


 「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」は、出荷本数240万本以上を記録した「ファイナルファンタジーXII」のヴァンとパンネロの新たな物語が描かれることになる。イヴァリースを揺るがす大きな事件を経て空賊として活躍中の彼らは、秘宝が眠るグレバドス遺跡へとたどり着き、やがてイヴァリースのはるか上空に位置する浮遊大陸レムレースへと旅立つことになる。


ヴァンとパンネロが帰ってきた


バトルの際現れるキャラクターアイコンに見たことある顔も……?

 本作はニンテンドーDSでの操作ということで、やはり直感的にタッチペンを使用した戦闘システムを採用している。敵に遭遇すると画面の切替なしにシームレスに戦闘に突入し、キャラクターたちは敵に攻撃を開始する。キャラクターはあらかじめ設定された条件に従って、アビリティや魔法を自動で使用するが、任意のタイミングで使用したい場合やターゲットを変更したい場合は、タッチペンで指示を出すことができる。

 指示を出したいキャラクターをタッチすると、画面下部にメニューが表示される。攻撃対象を変更したい場合は、そのまま敵をタッチして指示を出す。メニューから「まほう」、「わざ」を選択すると、修得しているアビリティや魔法が表示されるので、使用したい対象をタッチすると指示完了となる。もしも複数の味方キャラクターで敵1体を集中攻撃する時などは、タッチペンをスライドさせることで、味方キャラクターをまとめて選択できる。

行動を変更したいキャラクターを選択。メニューから行いたい行動を選択し、使用する対象を選ぶだけ

翼ある者の住む忘れられし天空の地――未知の浮遊大陸「レムレース」

 イヴァリースの大空の遙か彼方に蜃気楼のごとく浮かぶいくつかの大陸状の大きな島と、それを取り巻く小さな島々の総称。神の領域にもっとも近く、太陽の加護を受けた大いなる浮遊大陸(プルヴァマ)とされている。

 それぞれの島に含まれる浮遊石の性質が異なることから、島によって気候の特色が大きく異なる。

 各地でエグル族と呼ばれる有翼人が暮らしているが、かつて繁栄していた彼らも減少の一途をたどり、現在では遺跡となった建物でつつましい生活を送っているのみである。翼を持つエグルたちの住居の入口は、空の高みにあることが多く、それが独特の建築様式となっている。

 レムレースは数千年前、この空の神「フォルサノス」によって興された世界であり、彼は現在もこの世界を“聖晶石”という魔石の力で司っていると伝えられている。

 レムレースの周囲には、強力なミストの結界が張り巡らされ、何千年もの間、外界からの接触が遮断されていた。それゆえに浮遊大陸レムレースの存在を知るものはなく、わずかに地上の空賊たちの間で“伝説の浮遊大陸”として言い伝えられているのみであった。

エグル族のエアウォーリアーとエアソルジャー

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