遊び心満載のまちがい探しゲーム再び:「右脳の達人 爽解!まちがいミュージアム2」レビュー(1/3 ページ)
あの“まちがい探し”がパワーアップして再登場。あわせて1万問以上の問題に挑戦だ。ゲーム性も向上して、さらに楽しめるようになっている。
インタフェースを一新してゲーム性を向上
2006年2月に発売された「右脳の達人 爽解!まちがいミュージアム」(以下、まちがいミュージアム)は、“まちがい探し”という昔からなじみのあるジャンルを、ニンテンドーDSのタッチパネル&タッチペンを使ったゲームとして昇華させ、ナムコのキャラクターなどを登場させることによってエンターテインメントに仕上げた作品だ。今回紹介する「右脳の達人 爽解!まちがいミュージアム2」(以下、まちがいミュージアム2)はその続編。“右脳”というキーワードや、まちがい探しのおもしろさはそのままに、前作よりもゲーム性が向上してより親しみやすくなっている。
前作と一番違うのがそのメニュー画面だ。「まちがいミュージアム」では、クリアされるごとに表示される面数がどんどん増えていくことに楽しみを覚えるという、どちらかというと“ストイックなまちがい探し”という感じであったが、「まちがいミュージアム2」では1面クリアするごとに、タイル上に分割された絵が次第に表示されるようになっており、最後はその絵に基づいた、横スクロールでのまちがい探しがボス戦になるなど、クリアする楽しみが増している。
では、「まちがいミュージアム2」について、それぞれのモードを見ていきながら紹介していこう。
持てる右脳を振り絞って回答せよ――「爽解」
「爽解」は素早くまちがいを見つけて答えていくモードで、「ペン」、「ボタン」、「マイク」、「ミックス」の4ジャンルに分かれている。結果によって金、銀、銅のメダルが用意されているのは前作と同様だ。
なお「まちがいミュージアム2」でも、ペンを使ってひたすら○を描いて回答していくのは変わらないが、今回からはこのジャンルによって“邪魔され方のルール”が違うようになっている。ジャンルは、必ず順番にプレイしなければならないということではなく、タブをタッチすることで切り替えられ、好きな項目からプレイしていくことが可能だ。
また本作では、レベルごとに用意される面数や出題数は異なっており、最初は4面だが、進んで行くに従って6面、9面とハードルが上がっていくようになっている。回答する“まちがい”も、問題によっては2個探さなければならなかったり、通常は15秒や10秒でのまちがい探しだが、「5秒で探せ!」のように、素早く答えなければならない問題も用意されているなど、前作よりもバリエーションが増えた。
“まちがい絵”として登場するのは、これまでと同様にアニメ調の絵、線画イラスト、写真などさまざま。新たに登場するナムコレーベルキャラクターとしては「ゼノサーガ」シリーズや「右脳の達人 ひらめき子育てマイエンジェル」、「怪盗ルソー」などが加わっているほか、ミレーの「落ち穂拾い」やドラクロワの「民衆を導く自由の女神」、北斎の「神奈川沖浪裏」といった名画もまちがい探しの問題になっている。
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