消してもパネルはせりあがる、上からパネルも降ってくる――落ち物ならぬ、せりあがり物パズルゲーム:「パネルでポンDS」レビュー(1/2 ページ)
スーパーファミコンから続く定番パズルゲームの最新作は、本体縦持ち・タッチペン推奨の温故知新なアクションパズルゲーム。ハマると抜け出せないパネル地獄にしてパネルの楽園があなたを待っている。
初代から変わらない、せりあがりパズルゲー
ニンテンドーDSソフト「パネルでポンDS」は、任天堂のパズルゲーム「パネルでポン」(通称、パネポン)シリーズの最新作だ。
パネポンシリーズの初代作品は1995年にスーパーファミコンで発売された「パネルでポン」。その後、ゲームボーイ用ソフト「ヨッシーのパネポン」、ゲームボーイカラー専用ソフト「ポケモンでパネポン」など、任天堂の人気キャラクターを起用した続編が生み出された。
近年ではニンテンドーゲームキューブ用ソフト「NINTENDOパズルコレクション」や、ゲームボーイアドバンス用ソフト「Dr.MARIO&パネルでポン」に初代「パネルでポン」のリメイクが収録されるなど、特定のキャラクターを起用せずにシンプルなパネポンの世界を味わえる作品がリリースされている。
「パネルでポンDS」も特定のキャラを起用しているわけではなく、シンプルにパネポンを楽しめる作品になってはいるが、初代「パネルでポン」のリメイクかというとさにあらず。ニンテンドーDSならではの楽しい新要素が満載の新生パネポンとして仕上がっている。
そもそもパネポンは「テトリス」や「ぷよぷよ」などの落ち物パズルゲームにも通じるアクションパズルゲーム。初代「パネルでポン」の流れをくむ作品がいくつかリリースされているという点からも察することができるかと思うが、基本的なゲームシステムは初代「パネルでポン」で完成していると言っていい。
プレーヤーは画面下からせりあがってくるパネルを動かし、タテかヨコに同じ色を3つ以上並べることでそのパネルを消していく。パネポンにおいて特徴的なのは、横に隣り合ったパネルを入れ替えることしかできない、という点だ。縦横自在にパネルを動かすことができれば全く違うゲームになってしまう。横の入れ替えしかできないが故に生まれる不自由さもあり、だからこそ生まれる戦略や連鎖もある。
また、パネルが消滅している状態で、さらに別のパネルを動かすことができるのもパネポンの特徴。消滅後の周りのパネルの動きを予測し、あらかじめ連鎖しそうなところに横からぴょいっとパネルを移動させたり、連鎖中に別のところのパネルも消しに行ったり、さまざまなアクションを起こすことができる。この連鎖中にパネルを動かして更なる連鎖を狙うアクティブ連鎖という要素がパネポンのアクション性と戦略性を奥深いものにしているのだ。
“とっつきやすく奥深い”パズルゲームとして高い評価を得てきたパネポンの最新作について、次項からお伝えしよう。
縦持ち上等! タッチペンも実にしっくりなじむ
本作では基本的にニンテンドーDSを縦に持って操作することになる。パネポンのプレイ画面は落ち物パズルによくある縦長サイズのものなので、縦持ち時の画面比はしっくりくる。とはいえ横持ちでも遊べるようにオプションで変更可能なので、好みに合わせて選ぶといいだろう。
好みに合わせて選べるのは縦持ち、横持ちだけではない。ボタンでプレイするかタッチペンでプレイするかを選ぶこともできるし、タッチペンで操作をする場合の左利き、右利きもオプションで調整可能。あらゆるプレイスタイルに柔軟に対応したオプションは、誰にでも遊んでほしいという製作者側のやさしい配慮だろう。なかなかかゆいところに手が届いている。
実際にやってみると衝撃的だったのが、タッチペンによる操作の快適さ。筆者は前述した「ポケモンのパネポン」からパネポンをやっている、若干キャリアの長いパネポンファンなのだが、今までの“十字キーで対象となる2つのパネルを選びAボタンなどで入れ替える”という操作から解放されたパネポンは、驚くほどに直感的だった。
ニンテンドーDSでの操作を語る上で“直感的”というボキャブラリーが使い古されたものだというのは重々承知しているが、それでも“直感的”と言いたくなってしまう快適な操作性が実現している。タッチペンでパネルを動かして連結させるパズルゲームと言えばニンテンドーDSで登場した「メテオス」が思い起こされるが、パネポンは元々ボタンで遊ぶことを前提としていたにも関わらず「最初からタッチペンで遊ぶゲームだったっけ」と錯覚するほどになじんでいて、個人的には「もうボタン操作には戻れない……」と思ってしまうほどだった。ニンテンドーDSのインタフェースの懐の深さを改めて思い知らされた、という感じだ。
1人でとことん遊べます――多彩なモードとマイニチプレイ
本作のゲーム性は、よくも悪くも、というと語弊があるかもしれないが、とにかく「パネポンはパネポンでしかない!」と言えるほどに純然たるパネポンそのもの。しかしながら、ユーザーを飽きさせないようにと、あの手この手で楽しい要素が仕掛けられているというのも事実。まずは1人用でできる充実の各モードをご紹介しよう。
1人用には「エンドレス」、「ステージクリア」、「オジャマチャレンジ」、「VS COM」、「タイムアタック」、「パズル」、そして「マイニチプレイ」がある。
エンドレスは、その名の通りゲームオーバーになるまでひたすらプレイし続けるモード。パズルゲームには欠かせない基本的なモードだ。他のパズルゲーム同様に、時間が経過するとパネルがせりあがるスピードが速くなる。
ステージクリアは、ある程度パネルを消していくと登場するクリアラインより上のパネルを消すことでステージをクリアできるモード。もちろんステージが進むごとに徐々にクリアラインの設定が厳しくなっていく。かなり進むと「もう無理!」と諦めそうになってしまうこともあるが、何度も再挑戦しているうちに先に進めたりするから面白い。全ステージクリアを目指してほしいモードだ。
オジャマチャレンジは、下からせりあがる通常のパネルとは別に上からおじゃまパネルが降ってくるモード。おじゃまパネルに隣接したパネルを消すことでおじゃまパネルが通常のパネルへと変化する。変化したパネルの配置を確認しながらうまくパネルを並べておくと大連鎖も可能。ハイスコア目指してひたすらプレイしよう。
タイムアタックは、2分間の制限時間でスコアアタック(ハイスコアに挑戦する)、オジャマアタック(なるべく多くのおじゃまパネルを消す)、セリアゲアタック(なるべくパネルを多く消して、多くせりあげさせる)の3つが選べる。ちなみにスコアアタックは、プレイ時の様子をゲーム内のムービーとして保存もできるので、保存して友人と見せ合うなど、面白い活用方法がありそうだ。
パズルは、詰め将棋のようなモードで、決められた手数で画面上の全てのパネルを消すことでステージクリアとなる。最初のうちは簡単な問題しかないが、段階的に難しくなっていく。後半はかなりロジカルな思考が要求されるので、そういったパズルが好きな人にはオススメなモードだ。連鎖や同時消しの事例集として本編のプレイ上達にも貢献しそうな内容で、問題数もかなり多い。じっくり腰を据えて取り組めるモードだ。
そしてマイニチプレイでは、前述したタイムアタックで遊べる3つのアタックを1日1回ずつプレイできるモード。日々の結果は折れ線グラフ化されるので、いわゆる“脳トレ”系のノリで、毎日のパネポンの出来不出来が分かって面白い。
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