個性豊かな教官の指導を受けて、いざ戦場へ――KONAMIブース東京ゲームショウ2007(1/2 ページ)

KONAMIブースは「メタルギア」20周年記念でシリーズ最新作が次々と控えているというのもあり、「メタルギア」関連のプレイアブルコーナーが充実していた。女教官や鬼軍曹によるティーチングなど、凝った演出も用意されており、来場者をとことん楽しませていた。

» 2007年09月21日 23時18分 公開
[ITmedia]
画像画像

 KONAMIブースのプレイアブルコーナーは、タイトル数こそ少ないものの、1タイトルごとの試遊台の数は多めで、その1つ1つはかなり濃いっ! という印象。中でも生誕20周年を迎えた「メタルギア」シリーズの最新タイトルである「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」と「メタルギアオンライン」は試遊台の数が特に多く、プレイに至るまでの演出も秀逸だった。「メタルギア」シリーズにかけるKONAMIの意気込みがうかがえる、入魂のプレイアブルコーナーになっていた。

艶やかな女教官と6人の即席チームで挑むサバイバル大作戦!――「メタルギアオンライン」

 「メタルギアオンライン」のプレイアブルコーナーではレッドチーム6名、ブルーチーム6名に別れての擬似オンラインプレイが楽しめた。プレイしている姿を通りすがりの人にアピールするかのような席の構成(さながらアメリカ横断ウルトラクイズのようにひな壇に並ぶことになる…って例えが古いか)に加えて、常に2人の司会がいて12人のプレイを実況・解説するという手の込みよう。さらに手が込んでいるのがプレイ前のレクチャーだ。

画像 実況・解説の2人がプレイを盛り上げてくれた
画像画像 見知らぬ誰かとチームを組む。まさにオンライン的な楽しさだ

 プレイする12人が確定した時点で、スタッフの采配により2つのチームに振り分けられるプレーヤーたち。レッドチーム、ブルーチームはそれぞれプレイアブルコーナーの奥に位置する別々の部屋へと案内される。そこは3畳ほどの狭いスペースで、なんと中にはベレー帽をかぶった女教官が待ち構えていたのだ。

画像 女教官登場! 淡々とキビキビと戦略説明をしてくれた

 艶やかな声で「まずは基本操作から説明するわ」と6人を導く教官。プロジェクタによってスクリーンに映し出されるのは「メタルギアオンライン」の操作説明画面。従来の「メタルギアソリッド」シリーズとほぼ同じではあるが、L1ボタンで武器をかまえてR1ボタンで射撃する、という点は異なっていた。そのほかにL2ボタンを押しながら左スティック操作で装備を変えたり、R2ボタンを押しながら左スティック操作で武器を変えるなどの操作説明がなされる。

 さらに「メタルギアオンライン」で重要な要素、SOPシステムについても女教官はキビキビと説明する。これは仲間の近くで△ボタンを押すことで敬礼をし、仲間の状態を把握できる、というもの。これをやっておくと、仲間がその後どこかに身を隠した場合に、敵には見つからないのに味方からは位置を把握できるようになる。複数人で任務を遂行するというチームプレイと、従来のシリーズ特有の“ステルス”感覚が同時に楽しめる、なかなか考えられたシステムだ。

画像 SOPシステムを使うと味方の位置が把握できる。便利なシステムだ

 操作説明が終わったら、今度はおもむろにホワイトボードを出し「各人の配置はこうよ」とマーカーペンで戦略命令を繰り出す女教官。「01と02はここで敵を迎撃して。03と04はここで待機よ」と教官によって自動的に番号がふられていく6人。女教官によって勝手に“03”にさせられてしまった筆者は「勝手に番号ふられちゃったなあ」と若干とまどいつつも、「命令に従って任務を遂行するこの感じ、悪くないな……」と下士官のような雰囲気にちょっと酔ってみたりもした。

画像 ホワイトボードに作戦を書き込んでいく教官。我々はただ従うのみである

 そんなわけで我ら即席6人のブルーチームと同じく即席であろうレッドチームの戦いの火蓋が切って落とされた。

 実際のプレイはFPS的なTPSで臨場感のあるチームプレイが楽しめた。ライフル系やハンドガン系、グレネード系などの武器を変えつつ、いかに敵チームのキャラを効率よく倒すかを考えるのが楽しい。

 最初は教官の指示通りのポジションに着いてはいたものの、レッドチームの容赦ない攻め込みに一度死んでしまってからは「ええい、なるようになれい!」と自由にマップ内を移動してはっちゃけるという形になった。教官ごめんなさい……。作戦守れませんでした……。何度死んでも制限時間内であれば復活できるので、やたら死にまくる人もいたり、的確にキル数を増やしてく達人もいたり……。それら個人の戦績が確実にチームの戦績につながっていく。

 結果としては敵のレッドチームの勝利。筆者個人としては3人倒して4回死んで12人中8位という微妙にへっぽこな結果に終わった。

画像 6人のチームワークはあまりよくなかったような……。まあ即席だからしょうがないと言えばしょうがない

 短い時間ではあったが、縦横無尽に行き交う12人のヒリヒリする白兵戦は十分に面白かった。箱の中に隠れたり、といういかにもメタルギア的なプレイもしてみたかったが、それは製品版が登場してから試してみたいと思う。チーム内の連携が肝心なのでチャット機能などがどうなるか気になるところだ。今後の続報を待ちたい。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/03/news002.jpg 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
  2. /nl/articles/2405/02/news023.jpg 【今日の計算】「2+7×9−3」を計算せよ
  3. /nl/articles/2405/02/news004.jpg 80代一人暮らし女性の“その都度が大事”なキッチンお掃除術 毎日少しずつ……の習慣に「尊敬しかない」「すごくやる気をもらえます」と称賛の声
  4. /nl/articles/2405/01/news013.jpg IKEAの新作カーテンが「家中これにしたい」ほどすてき!→どうやって付けているの? 垢抜けインテリア術に視線集中「すっごいかわいい」「色味が最高」
  5. /nl/articles/2402/15/news019.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  6. /nl/articles/2405/01/news131.jpg なんでそうなった? のこのしまアイランドパーク園内看板の名称が「俺は間に合わなかったがトイレはあっちだ君」に決定
  7. /nl/articles/2405/01/news128.jpg 「笑い止まんないw」 少女漫画風の顔をメイクで再現したら……? 衝撃の“おもしれー女”が爆誕 「笑うと怖!!」
  8. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  9. /nl/articles/2405/02/news106.jpg 【今日の難読漢字】「鱸」←何と読む?
  10. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評