太正浪漫堂&サクラカフェが閉店――最後のイベントにファン一同&横山智佐さんも涙、涙
3月30日をもって閉店となった、東京・池袋の「太正浪漫堂&Sakura Cafe」。28日にはこれを記念し、声優・横山智佐さんを招いた閉店イベントも行われ、「太正浪漫堂」との別れを惜しむ多くのファンが会場に駆けつけていた。
「サクラ対戦」グッズを専門に扱うフラッグショップとして、1998年の開店以来、10年間にわたってファンに愛されてきた東京・池袋の「太正浪漫堂&Sakura Cafe」が、3月30日をもって閉店となった。これに先駆け、セガは3月28日、声優の横山智佐さん招いた閉店イベントを同店にて開催。なんと“徹夜組”も出るほどの盛況ぶりで、雨のなか会場には100人以上ものファンが駆けつけ、太正浪漫堂での最後のイベントを楽しんでいった。
イベントは横山智佐さんを主役とし、トークあり、ミニライブありと盛りだくさんな内容で進行。トークショウ部分では、昨年行われた武道館ライブや、先日発売となったDS用ソフト「ドラマチックダンジョン サクラ大戦 〜君あるがため〜」などについて振り返りながら、思い出深いエピソードの数々を語ってくれた形となった。中でも初の試みとなった武道館ライブでは、横山さんだけ本番10日前に曲が変更になるなど、様々な裏話・苦労話を披露。とは言え「稽古期間の短さはいつものことなので(笑)」と笑いつつ、本番ではしっかり形にしてしまうあたりは、さすが横山さんといった印象だった。
また、話題が太正浪漫堂のことに及ぶと「新しいさくらのグッズが買えなくなってしまうと思うと、残念ですね」とややしんみりムードに。さまざまな「サクラ大戦」グッズを扱う太正浪漫堂だが、中でも横山さんのお気に入りは「一人用土鍋」。「これを買ったら女として終わり」と思いつつも、便利なのでついつい愛用してしまっているのだとか。ちなみに現在使っているのは2代目で、1個目は割れてしまい、フタの部分(茶わんとして使用可能)だけは今も現役で活躍中とのこと。
トークの合間には、横山さんからファンへのスペシャルプレゼントとして、「さくら」「さくら咲いた」の2曲も披露された。特に「さくら」は、上海公演以来という“弾き語り”形式で、横山さんは「まったく練習できていないんです。わたしでも弾けるよう簡単にアレンジしてもらったんですが、それでも難しくて(笑)」と苦笑しつつも、特別に持ち込んだという“マイ電子ピアノ”とともに見事最後まで歌いきり、会場から大きな拍手をもらっていた。
さらに、普段の歌謡ショウでも滅多に泣くことがないという横山さんだったが、2曲目の「さくら咲いた」では、途中、込み上げる思いに声をつまらせる場面も。それでも涙声になりながら歌い上げると、割れんばかりの拍手と歓声がステージを包む格好に。有終の美を飾るにふさわしい一曲に、思わず横山さんとともに涙ぐんでいたファンも多かったようだ。
トークも終盤にさしかかり、ファンへのメッセージを求められた横山さんは、「わたしもサクラ大戦から多くの幸せをいただきましたが、それは作品やキャラクターとの出会いだけでなく、お客さんとのこういう出会いがすごく大きかった。普段の歌謡ショウでは、こうして自分の言葉で話すことはできなかったので、今日は皆さんに気持ちを伝えることができて嬉しく思います」と涙ながらにコメント。最後には笑顔を取り戻し、「これをやると本当に最後になってしまうような気がするんですが、まあ、またどっかでやりましょう(笑)」と、ファンとの別れを惜しみつつも、「全国のサクラカフェファンの皆様に、敬礼っ!」と、約1時間にわたるイベントを締めくくった。
横山さんがステージから去った後もしばらく会場では拍手が鳴りやまず、いかに「サクラ大戦」という作品がファンに愛されてきたかが、後方で見ていた筆者のもとにもひしひしと伝わってきた。また1つ大きな歴史が幕を閉じてしまうのは残念だが、横山さんもトーク内で語っていたとおり、「サクラ大戦」の思い出は、満開のサクラのように、きっといつまでもファンの心の中に残り続けるはずだ。
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