オンラインゲームポータル「55Shock!」、7月2日よりオープン

ショックウェーブ エンターテインメントによるオンラインゲームポータル「55Shock!」が7月2日からオープンする。「ボンバーマン オンライン Japan」や「Angel Love Online」など6タイトルから開始する。登場した高橋名人は「ボンバーマン」の命名由来について語った。

» 2008年06月06日 18時38分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

“次世代型”のオンラインゲームポータルを目指す

 ショックウェーブ エンターテインメントは6月6日、都内で発表会を開催し、オンラインゲームポータルサービス「55Shock!」(ゴー! ゴー! ショック)を7月2日よりオープンすることを発表した。

 同社はこれまで「Shockwave」にてFlashゲームやFlashアニメなどを提供してきたが、今回オープンする「55Shock!」は“次世代型”と銘打ち、新たにサービスを展開することになる。

 何が“次世代型”なのかというと、広告収入をユーザーに還元する形で、ゲームの値段を下げる試みを行うため。これまで同社はプリプレイムービーによる広告やコンテンツのスポンサード、広告にちなんだゲームを作る“アドバゲーミング”などによって、リッチメディアの広告展開をしてきた実績があり、この手法を取り入れる形で価格を下げるそうだ。

画像画像

 今回、「55Shock!」で提供されることが決まっているのは以下のタイトルだ。このほか時期未定だが、「テトリスオンライン」がサービスされることが決定している。「55Shock!」に掲載されるゲームは、Shockwaveと同じID、つまり登録したメールアドレスおよびパスワードでプレイすることが可能となっている。

タイトル ジャンル 運営 開発元 サービス時期
ボンバーマンオンライン Japan 対戦アクション ハドソン/ショックウェーブ エンターテインメント ハドソン 2008年夏
Fun!Fun!Buggy! レース ソリッドネットワークス Windysoft(韓国) 2008年7月
ExtremeFighter 対戦格闘 ソリッドネットワークス ハイファイブ・エンターテインメント 2008年夏αテスト開始
ストラガーデンNEO MMORPG ソリッドネットワークス ゲームズアリーナ 2008年7月
ワーネバオンライン(仮) MMO生活シミュレーション ソリッドネットワークス アルティ 2008年夏
エンジェルラブオンライン MMORPG キューエンターテインメント UserJoy technology(台湾) 2008年夏

 また、2008年度のショックウェーブイメージガールには、女優の加藤夏希さんが就任する。加藤さんを選んだことについて、同社の代表取締役社長 日高俊児氏によると、今回立ち上げるゲームのようなヘビーユーザーから、Flashゲームをプレイするようなライトユーザーにまで訴えかけられるのに最適というのが理由であるとか。なお加藤さんは「Shockwave Award 2006」の審査員を務めていたこともある。

高橋名人と加藤夏希さんも登場

画像

 発表会にはイメージガールの加藤さんと、ハドソンの高橋名人も登場した。

 加藤さんはイメージガールに就任したことについて「ゲームがたくさんできるのですごくうれしいです」と語り、「わたしの始めてのお仕事は、11年前でしたが、ゲームのイメージガールでしたので、初心に戻るきっかけになりました」とか。アクションゲームは好きだがあまり上手ではないそうだが、シミュレーションやパズルゲームで最近は遊んでいるそうだ。

 高橋名人は、加藤さんが1985年生まれということを聞いた時にショックを受けたという。「1985年は『スターフォース』で全国キャラバンをした年。なのでわたしが“名人”になったのは1985年なんです」。これを聞いて加藤さんはとても驚いていたが、「この間はハリセンボンの近藤春菜さんが、わたしが入社したあとに生まれたことも分かりましたし、だんだんおじさん立つ瀬がなくなっていく(笑)」(高橋名人)。

 ここで高橋名人は、「ボンバーマン」の歴史について紹介。最初はPCゲームとして1983年に「爆弾男」として登場した。これを海外で発売する時に「ボンバーマン」で出そうと思っていたが、ちょうどそのときにドイツの空港でテロがあり、「“ボンバー”はまずいんじゃないか」ということになって、登場人物が山高帽をかぶったおじさんと風船だったので、『エリック&フローター』で発売したとか。逆にファミコン版を登場させる時には、半蔵門にロケット弾が打ち込まれたりして、“爆弾”はまずいだろう、と。そこから「ボンバーマン」という名称が定着したわけだ(このあたりの詳細は高橋名人のブログ「16連射のつぶやき」にも書かれている)。

 その後、1988年にはPCエンジン版で5人対戦が可能に。「一番最初はどうかと思いましたよ? 爆弾を置いて相手を倒し合うなんて(笑)。子供からどう言われるか、と。ただ、会社で遊んでいた時に盛り上がったので『これは売れるわ』と思いました。そこから『ボンバーマン』が続いているんですね」(高橋名人)。

 昔はキャラバンカーにゲーム機を積んで全国を回って各地のチャンピオンを決め、それを集めて雑誌に掲載していたのに、オンラインゲームでは一瞬で1位、2位が決まるのがすごい、と高橋名人。「知り合いでも、見ず知らずの人でも戦えるのがオンラインゲームのいいところ。ただ、長く遊び過ぎちゃう傾向がある。(遊ぶ時は5、6時間プレイするという加藤さんに)ゲームは1日1時間なんだよ。大目にみて2時間ですね。わたしなんか3時間くらいしか……(笑)」(高橋氏)。

画像画像

 また高橋名人は「ボンバーマンオンライン」をどうやって通勤時間中にプレイするかを悩んでいるそうだが、「揺れる瞬間に死んじゃうんだろうな(笑)」。「ボンバーマン」で一番まずい例は、「ここに爆弾を置いてはいけない」というところに置いて「右に行ったらいけない」という時に右に行って挟まれて自滅することだそうだが「電車に乗って揺れていると、それが多くなる可能性がありますね(笑)」(高橋名人)。

 ここで高橋名人からの「一番最初に遊んだゲームは?」という問に、加藤さんはファミコンの「セーラームーンR」と答えるが、一番好きだったのは、敵をキックで攻撃する瞬間にSTARTボタンを押すとパンチラが見え、連打するとスローモーションで展開するシーンだったとか……。「女の子だろ!」と突っ込む高橋名人。

 「ボンバーマンオンライン Japan」については、クローズドβテストでバグがいっぱい出て大変だったそうだが、「今一生懸命直していますので待ってください。バグを出すためにテストをやってもらうんだから全然OKなんだけど、今までの『ボンバーマン』ではあり得ないことが取り込まれていて“いいのかよ!”と思ったけど。これ以上言うと開発の人に怒られるので言いませんが(笑)」(高橋名人)。

 なお、「ボンバーマンオンラインJapan」については、「東京ゲームショウ」などでのリアルイベントも計画されている。決勝戦には加藤夏希さんも参加するそうだ。

 最後は高橋名人と加藤さんの「55Shock!」というかけ声で終了した。

画像

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/15/news019.jpg 4カ月赤ちゃん、おねむのひとり言が止まらず…… 心とけそうなおしゃべりに「とてつもなく可愛すぎる!」「ウルウルした」
  2. /nl/articles/2404/15/news020.jpg 1歳妹が11歳姉に髪を結んでもらうやさしい光景が160万再生 喜ぶ妹のノリノリのリアクションに「可愛すぎて息できない」「ねぇね髪の毛結ぶの上手」
  3. /nl/articles/2404/13/news014.jpg 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  4. /nl/articles/2404/14/news013.jpg 海岸を歩いていたら「めっちゃ緑のヨコエビがおって草」 作りものと見まごうほどの色合いに「ガチャの景品みたい」と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/11/news165.jpg 遊び疲れた子猫を寝かしつけてみた 絵本のような光景に「きゃーあ」「可愛すぎて変な声出た!」
  6. /nl/articles/2404/15/news038.jpg ダイソーの材料を“くっつけるだけ”で作れる、高見え「カフェコーナー」 今流行りのジャパンディな風合いに「天才的に美しい」「まねする!」
  7. /nl/articles/2404/15/news103.jpg 「ケンタッキー」新アプリ、不具合や使いづらさに不満殺到…… 全面的刷新も「酷すぎる」「歴史に名を残すレベル」
  8. /nl/articles/2404/15/news014.jpg 100均大好き起業ママが「考えた人天才すぎる」と思わず興奮 ダイソー&キャンドゥの優秀アイテム5選が参考になりすぎる
  9. /nl/articles/2404/14/news006.jpg 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  10. /nl/articles/2404/15/news021.jpg 下っ腹に合わせて購入したGUデニムで50代女性に悲劇→機転を利かせたコーデに称賛!! 「笑って楽しんで60代、70代を迎えたい!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  2. 500円玉が1つ入る「桜のケース」が200万件表示越え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「オトナも絶対うれしい」「美しい〜!」
  3. 赤ちゃんがママと思ってくっつき爆睡するのはまさかの…… “身代わりの術”にはまる姿に「可愛いが渋滞」「何回見てもいやされる!」
  4. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  5. 日本地図で「東京まで1本で行ける都道府県」に着色 → まさかの2県だけ白いまま!? 「知らなかった」の声
  6. 中森明菜、“3か月ぶりのセルフカバー動画”登場でネット沸騰 笑顔でキメポーズの歌姫復活に「相変わらずオシャレで素敵」「素敵な年齢の重ね方」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. もう別人じゃん! 「コロチキ」西野、約8カ月のビフォーアフターが「これはすごい」と驚きの声集まる
  9. 娘がクッションを抱きしめていると思ったら…… 秋田犬を心ゆくまで堪能する姿が440万再生「5分だけ代わっていただけますか?」「尊いなぁ…」
  10. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」