汎用兵器ヴァンツァーを駆って勝利をつかめ――人気シミュレーションRPG、DSに推参:「フロントミッション 2089 ボーダー・オブ・マッドネス」レビュー(1/2 ページ)
自ら死地に身を投じ、明日を生きるために今日を戦う傭兵たち。最高の仲間たちとともに戦い、ともに泣き、そしてともに笑え。キャラクターはユニークで、掛け合いはポップ。だが、その底に流れているのは紛れもなく戦場のリアリズム。
ケータイから携帯へ
「フロントミッション 2089」は、一度携帯電話用のアプリゲームとして2005年にリリースされている。リアルな描写が売りの戦術シミュレーションゲームが携帯電話で遊べる(しかも戦闘シーンなどはそのまま!)ということで、当時非常に驚いたことを覚えているが、そのニンテンドーDS移植作が本作というわけ。それに合わせて 「ボーダー・オブ・マッドネス」というサブタイトルも付けられている。
ケータイアプリから携帯機へのプラットフォーム変更と聞くといぶかしげに思う人もいるかもしれない。確かに据え置き機などに移植する場合と比べ、グラフィックや容量が劣る分、グレードアップの幅は小さい。まして、もともとケータイアプリとして場所を選ばずどこでもプレイ可能なわけだから、一見メリットは薄いように見える。ところが、この移植はとても素敵なチョイスだったのだ。
ニンテンドーDSに移植してよかった点、それは非常にレスポンスが快適になったということ。中でもタッチスクリーンでの操作が可能になったことを強くプッシュしたい。といっても、タッチペンはあまり使わない。じゃあ何を使用して画面をタッチするというのかって? それはプレイヤー自身の親指。本作はメニュー表示のボタンがタッチスクリーンの左下と右下に用意されており、親指をもっていきやすく作られているのだ。ターン終了するためにポチッ。セーブするためにポチッ。ついでに画面中央まで親指をもっていって決定をポチッ。慣れてくるとついついほかの画面でもメニューを押してしまう。さすがにマップ上のユニット選択を行うのは難しいが、武器の選択くらいなら簡単にできてしまう。親指でぺたぺた画面を触ってのプレイはまさにニンテンドーDSならではの操作といえるだろう。ただ問題がひとつ。それは画面が指紋だらけになってしまうこと。まあ、こればっかりは仕方ない。常にクリーナーやティッシュを持ち歩いて対処しよう。
物語を彩る個性豊かなキャラクターたち
今回の舞台はハフマン島。記念すべきシリーズ第1作の舞台だが、本作の時代設定はそれより以前の西暦2089年。ハフマン島の地下資源をめぐり、超大国O.C.UとU.S.Nが争う中、主人公であるストームはO.C.U軍の傭兵として戦場に身を投じることになる。それまでに培ったキャリアを買われたストームは傭兵隊の隊長に抜擢され、4名の部下を預かることになる。
ここまでを見れば、ミリタリーものの王道を行くようなストーリーに見えるだろうが、そう一筋縄ではいかない。まずは、この部下たちのことを紹介しよう。こいつらがとてつもなくユニークなのだ。
まずは最初に部下になる女性副官のレイン。理知的な彼女はよき参謀としてストームを支えてくれる。まさにクールビューティーという表現がぴったりの女性だ。ところが、周囲があきれるほどの大酒飲みでおまけに滅法強い。アルコール度96度を誇るスピリタスを飲んでも普段と何も変わらないのだから、ほとんどバケモノである。結構面倒見のいいところがあって、酔いつぶれた仲間がいれば部屋まで運んでくれるし、他の傭兵が戦場で見捨てられたという話を聞かされれば激昂するし、なかなか熱いところもある。
レインに続いて隊に入ってくるのがチャンプ。その名の通り、かつて立ち格闘技の世界大会でチャンピオンになったほどの格闘家なのだが、登場するなりブリーフィングルームで爆睡したり、突然筋肉トレーニングを始めたりと、あまりチャンピオンの威厳はなく、どちらかといえばただの筋肉バカ。ガタイはいいくせに、自分がチャンピオンだったことを知らなかったストームの態度を見てへこんだりと、意外に打たれ弱かったりする。
チャンプと同じタイミングでオッドアイという女性パイロットも登場してくる。コードネームの由来は両目の色が異なる“オッドアイ”だからと、とてもストレート。明るく人当たりのよい彼女は、部隊のマスコット的な存在だ。パソコンオタクでサブカルチャーに関する造詣が深く、特にシューティングゲームでは世界屈指の腕前。インターネットの世界ではかなりの有名人らしい。一方で多国語に堪能であるなど、多彩な才能を持つ。
4人目はグレイ。彼は入隊が少し遅く、序盤が過ぎた頃に現れる。O.C.U.の特殊部隊出身で、以前にいた部隊ではスナイパーとして高い評価を得ていた。彼はいたって普通の人間なのだが、まわりのメンバーが個性派揃いなので、すっかりそれに振り回されてしまう。ある意味、気の毒なヤツだ。
こういう一癖も二癖もあるメンバーをストームがどうやってまとめているかというと、基本はスルー。別に性格が悪いわけではないのだが、忠実な軍人気質で他人のことに無関心な性格ゆえ。しかし、まわりが放っておかない。何だかんだと絡んできて、知らぬうちにリーダーっぽくなっている。
プレイヤーはこの5人を操作して戦いを続けていくことになるのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
-
0歳双子を19時15分に寝かせ続けたママ→1年後…… メリットだらけの挑戦記録に「偉い&すごい!」「寝る子は育つ、その通りですね」
-
【今日の計算】「101×99」を計算せよ
-
中古軽自動車をキャンピングカー仕様にして日本一周するカップル 車内で料理中、思わぬアクシデントが…… その後の姿に「すごい」「尊敬します」
-
「あの頃の橋本環奈すぎる」21歳の無名アイドル、幼少期ショット公開で再びどよめき「凄い完成してる」「美少女の片鱗が見えすぎてる」
-
ご機嫌でルンルンステップを踏む柴犬、それをパパがまねすると…… ルンルンはひとりで楽しみたい派の塩対応に「めっちゃ可愛い」と100万表示
-
庭の草刈り中に小さな卵を発見、孵化させてみたら…… 命の誕生の記録に「すごい可愛い!」「すてきな家族」
-
飼い主を引っかいてしまった黒猫“自分の犯した過ち”に気が付いて…… いつもと違う行動に「反省してるのが分かる〜!」と190万再生
-
「飼い主ビビる」猫たちに猫草をあげたら……“ちがうもの”を食う1匹の姿が182万表示! 予想外の展開に「ちょっww」「狂気を見た」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」