トム クランシーシリーズ最新作はエアコンバット「H.A.W.X」
今秋、日本で発売が決定したXbox 360/PS3対応「H.A.W.X」は、トム クランシーシリーズでは初となるエアコンバットゲームである。
「H.A.W.X」は、数々の空中戦闘任務を経験したアメリカ海軍の元エースパイロットが、世界中で数々の空中戦闘任務を繰り広げる、トム クランシーシリーズ初となるエアコンバットゲーム。UBIソフトより2008年秋に発売が予定している。
ストーリー
2012年。冷戦構造の崩壊後、国家政権が終焉に近づくなか、戦争のルールさえも急速に変化を遂げている時……。次第に多くの国々が権益を手中に収めようと、国軍の代わりに民間軍事会社、通称「PMC」を頼るようになっていた。次第にPMCは国家が要する軍事力の中核になっていき、世界の勢力分布を左右する程の役割を担っていく。そのような状況の中、「レイキャビーク協定」により、PMCは軍事作戦のあらゆる局面において軍務に赴く権利を得て、その存在を正当化していく。
PMCは、その勢力と強大な権力を保持するため、有利な契約を多くの国々と締結しなければならず、戦場でライバル企業との直接対決に勝利することが必要となっていた。結果、民間企業であるPMC間の勢力争いも熾烈を極めるようになっていったのだ。
PMCが戦争そのものをコントロールするまでに強大化したことを懸念する国も現れはじめた頃、プレイヤーはアメリカ海軍からPMCに転身し、エース級の戦闘機パイロットとして、世界中で数々の空中戦闘任務を遂行していくことになる。
そして国家勢力、国軍、PMC、そして主人公の運命の歯車が回りだす……。
本物のようにリアルに再現することは、次世代機では当たり前のこと。その当たり前をちゃんとやれているかだ。「H.A.W.X」では、機体やコックピット、手応えのある操作感で手に汗握るドックファイトを堪能でき、50種類以上の戦闘機に乗り込むことができる。メーカーからのライセンスを受け、実在する機体を徹底的に細部にこだわって再現していることからも、その力の入れようがうかがい知れるだろう。
ミッションの舞台は、実在する都市や地域を緻密に再現している。衛星写真を使用してマッピングしているため、ありのままの都市や地形を実現した。
また、本作には「E.R.S.」と「デュアルコントロール システム」と呼ばれる機能を実装している。「E.R.S.」とは、刻一刻と変化する戦場の状況を高度に処理されたグラフィカルな情報として的確にパイロットに伝達することで、フライトミッションを安全にプレイしてレベルを上げたいと思ったら「デュアルコントロール システム」をオンにして、「E.R.S.」機能をフルに活用して快適にミッションを遂行することができるが、敵機から巧みに回避しつつ、高度なドックファイトを遂行したかったら「デュアルコントロール システム」をオフにすればいい。そうすると、戦闘機の機動性が向上し、第三者視点で限界に迫る操作が可能になる。
この「E.R.S.」(Enhanced Realliity System)は、近い将来、実装されるかもしれないような最先端技術を取り入れた機能で、以下に紹介する。
- ミサイル回避システム:接近するミサイルを回避できるように飛行コースを算出する
- ダメージコントロール システム:空爆を行おうとしているときに、それによる副次被害(巻き添え被害)の危険性がある場合、ERS がプレイヤーにその危険性を警告する
- 墜落回避システム:地形を読み取り、墜落しそうな場合はプレイヤーに警告する
- 弾道コントロール:武器の予想弾道を表示し、計算された弾道をさえぎる障害物があった場合にはプレイヤーに警告する
- ミサイル警戒システム:ミサイルが接近してきた場合には警告する
- タクティカルマップ:戦略マップを表示する
また、本作はオンラインでの4人協力プレイや最大16人での対戦モードも対応している。友達同士で緊迫したドックファイトが楽しめるというわけだ。
協力プレイにおいてオフラインでは、画面分割がされ、2人で協力してミッションを遂行。オンラインでは、最大4人になるまでジャンプインが可能となっている。ちなみに、ジャンプインとはストーリーモードの途中からでも他のプレイヤーがゲームに参加して、一緒にモードを進めていけるシステム。また、対戦プレイにおいてオフラインでは、画面分割がされ、2人で一騎打ちが、オンラインではさまざまなルールでのチーム対戦(最大16人)を実現している。
「H.A.W.X」 | |
対応機種 | Xbox 360/プレイステーション 3 |
ジャンル | エアコンバット |
発売予定日 | 2008年秋 |
価格 | 未定 |
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