「純喫茶ヒマラヤン」への謎の招待状届く――「ラストガイ」ってなんですか?

編集部に世界レスキュー連合と名乗る怪しい組織より招待状が届いた。指定された場所に行くと、確かに世界を救うべく謎の組織が暗躍していた……。

» 2008年07月09日 13時00分 公開
[加藤亘,ITmedia]

いろいろツッコミどころはあるけども

U.R.F.より届いたあからさまに怪しい招待状がこちら

 ある日、編集部に世界レスキュー連合(U.R.F.)と名乗る謎の組織から“招待状”が届いた。いぶかしがりながら封を切ると、U.R.F.日本支部長のやえこなる人物からVIPに選ばれたという、明からさまに怪しい内容と、「ラストガイブラックカード」と書かれたカードが封入されていた。

 どこかの新興宗教かネズミ講の勧誘だろうか? どうやらU.R.F.日本支部へ筆者を招待してくれるらしいが、そこには「純喫茶ヒマラヤン」の文字が……。

 どうやらこの世界は深刻な危険にさらされているらしく、日本も例外なく“ヤツ”の標的となっているとのこと。そこでU.R.F.は、神保町に拠点を置き、やえこを中心に有能な“ラストガイ”を育てることを決意したのだそうだ。その拠点こそが純喫茶ヒマラヤンらしい……が。危険ってどんな危険? ヤツって誰? そもそも神保町に拠点ってやけに庶民的じゃないのか? しかも純喫茶だし。“ラストガイ”なる世界を救うべく人材を育てていることは分かったが、なぜそれが編集部に届いたのだろうか……。


急場しのぎとしか思えない、つっこみどころ満載の純喫茶ヒマラヤン。場所は秘密らしいが、これバレバレなんじゃないっすか?

 ヒーローものといえば、「純喫茶は主人公の憩いの場」というのがお約束と筆者は認識している。ヒーローものに目がないという個人的興味が勝り、怪しさ満載ながら、招待状にある神保町の某所へと足を運んでみた。そこには確かに急場しのぎとしか思えない、純喫茶ヒマラヤンの看板が掲げてあった。

 表向き純喫茶を装いながら、この場所こそ世界を救う最後の希望を育てるラボラトリーなのか? あまりにも場末感漂う雰囲気に、一抹の不安を覚える。店内に入ってみると、疲れたサラリーマンや学生らしい人が集う普通の純喫茶然としているが、その純喫茶の一角に「スペースインベーダー」全盛時をほうふつとさせるテーブル筐体が並んでいた。筐体をのぞきこむと、なにやら地図を上空から見下ろしたリアルな街並みを舞台にしたゲーム画面が目に入った。よくよく周囲を見渡すと、すべて同じゲームで、店内の装飾がインド風にコーディネイトされている。インド関連の書籍が並び、リーダー学なんてものもある。どうやら店名の「ヒマラヤン」といい、インドと深い関係があるようだ。そして店内には、なぜかトロとクロのぬいぐるみが……はっ!? まさか、これって新作発表だったの?


お冷とおしぼり、やえこのスマイルやぼやきが0円の看板も。ただしブラックカード所持者に限るらしい
ヒマラヤンのTシャツを着た店員が、満面の笑みでお出迎え。筆者はケーキセットを頼んでみた
店内にはゲーム機と雑然とインドやリーダー学の書籍が並ぶ。あれ、コントローラがPS3……?

ヒマラヤン特製の100円ライターまである
しょぼくれてゲームをする先客が。何か嫌なことでもあった? というかトロがいる!
まさかこの「純喫茶ヒマラヤン」、PS3ゲームタイトルのお披露目会なの?

やけにリアルな日本の某所ってことしか言えない。バレバレっすか? 舞台はここ以外もあるらしい。プレイヤーは“ヤツ”らから人類を救わないといけない

 実はこれ、ソニー・コンピュータエンタテインメントが今夏イチオシのPS3タイトル「ラストガイ」のちょっと変わったお披露目会だった。「ラストガイ」がいかなるタイトルかは後日お伝えするが、真上から見た街を舞台にプレイヤーは世界の危機に相対することになる。世界の危機こそ、前述した“ヤツ”にほかならない。全世界的に展開されるヤツらの暴挙から人類を救うべく、プレイヤーとなる救世主をこの“純喫茶ヒマラヤン”で養成しようという趣旨らしい。なんて回りくどいお披露目会なのかと思わず脱力する。

 筆者もとある日本の観光地をモチーフにしたステージを楽しんでみたが、設定されていた目標をなんとかクリアすることができた。世界を救うべく“ラストガイ”へと一歩近づけたはず。今回プレイしたのは1ステージだけだったが、他にどんなステージがあるのかと気になるばかりである。U.R.F.として戦える日を楽しみに、次なる情報をお待ちいただきたい。

 なお、今回のイベントはプレス向けに公開されたものだが、一般の開放も7月18日より予定しているとのこと。残念ながら今回はご機嫌斜めということで、個人的に注目していたやえこさんには会えなかったものの、ぜひとも次回はやえこのスマイルを眺め、ぼやきも聞いてみたいと思う。直接「ラストガイ」を楽しみたい方は、いましばらくお待ちいただきたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」