ソフトウェアダウンロードのススメ――PS3・PSP編あれこれ迷わないためのダウンロードゲーム講座(1/3 ページ)

第2回目となる「あれこれ迷わないためのダウンロードゲーム講座」、今回はプレイステーション 3とPSPで楽しめるタイトルをピックアップ。ダウンロード購入でしか楽しめないオリジナルタイトルや初代PSのタイトルがいつでもダウンロードできる「PLAYSTATION Store」について紹介する。

» 2008年07月15日 00時10分 公開
[増山裕樹,ITmedia]

オンラインでの対戦プレイやビデオ・ボイスチャットなどが無料で楽しめる「PLAYSTATION Network」

 2006年11月のプレイステーション 3(以下、PS3)発売と同時にスタートしたオンラインサービスが「PLAYSTATION Network」。このサービスはアカウント作成、月額料金が無料となっており、オンライン対戦やメッセージの送受信、ビデオ・ボイスチャットが楽しめるフレンド機能などが用意され、不定期ながら内容は随時アップデートされている。

 7月2日に開始となったVersion2.40へのシステムアップデートではゲームの達成度を友達と共有することもできる「トロフィー」機能が追加されたほか、登録できるフレンドの数が50人から100人へと倍増した。また、2008年秋年内にオープンβ開始予定の「PlayStation Home」では、自分の分身となる「アバター」を作り、仮想空間でオンライン上でゲームやコミュニケーションを楽しめるようになるなど、今後もプレイステーションならではの様々なサービスが展開していくとのこと。

 今回紹介するのがPLAYSTATION Network内にあるオンラインショップ「PLAYSTATION Store」。ここでは有料ゲームや追加コンテンツのほか、新作タイトルの無料体験デモ、ムービーなどのダウンロードサービスを提供している。

 「PLAYSTATION Store」の「Newゲーム」では、ここでしか楽しめないオリジナルタイトルをダウンロードできる。配信されているタイトルはアクションやパズル、オンライン対戦可能なゲームなどがあり、価格は800円から3800円となっている。また、タイトルにより新マップや新アイテムなどの追加コンテンツも配信されているので、ゲームをさらに楽しみたい人はダウンロードしてみるのもいいだろう。

 ファン感涙の「ゲームアーカイブス」は、初代プレイステーションの名作タイトルがいつでもダウンロードできるオンラインサービスで、プレイステーションの人気を牽引した名作タイトル「ジャンピングフラッシュ!」シリーズや「バイオハザード」シリーズはもちろんのこと、縦スクロールシューティングゲームの「雷電」や「ソニックウィングス」、名作RPGとの呼び声が高い「俺の屍を越えてゆけ」など、約200タイトルの幅広いラインアップが、300円から600円とかなりお手ごろな価格で購入できる。なおゲームのデータ容量は十数Mバイトから800Mバイトを超えるタイトルがあり、PS3は十分なハードディスクの容量、PSPは「メモリースティック Duo」が必須となる。PSPで使用する音楽データやセーブデータなどを考えるとメモリースティックの容量は1Gバイト以上欲しいところ。

 ゲームをダウンロードするにはシステムソフトウェアのバージョンをPS3、PSPともに最新のバージョンにしておくように。

PLAYSTATION Storeのトップ画面。画面中央のタイトルは時期によってさまざまなオススメソフトがピックアップされている
ダウンロードコンテンツにはゲームの内容を画像、動画を閲覧できるプレビュー機能がついているタイトルもある
新マップや追加キャラクターなどゲームによってさまざまな追加コンテンツが用意されていることも

ダウンロード用ゲームや追加データ、映像コンテンツ、体験版など「PLAYSTATION Store」で広がるゲーム体験

 PLAYSTATION Storeでゲームを購入するには、同サービス内での決済システム「ウォレット」へのチャージ(入金)を事前に行う必要がある。チャージ方法は「プレイステーション ネットワーク カード/チケット」を使用してのプリペイド方式、クレジットカード決済、Edyの3種類が用意されている。

 「プレイステーション ネットワーク カード/チケット」はプレイステーション取扱店やオンラインショップ、コンビニエンスストア、「ドコモケータイ払い」などで購入可能。購入後にPS3、またはWebサイト版PLAYSTATION Storeの、「アカウント管理」から「“プレイステーション ネットワーク”/チケットの番号、プロダクトコードの入力」画面でコードを入力すればウォレット・チャージが完了する。クレジットカードを使用する場合は、PS3、またはWEBサイト版PLAYSTATION Storeの「アカウント管理」にある「ウォレットへのチャージ(入金)」からクレジットカードを選択すればOK。PS3からのみ可能なのがEdyを使ってのチャージで、別売のパソコン用リーダ/ライタ「PaSoRi(パソリ)」をUSB接続すれば使用可能になる。詳しくはPlayStation.comをご覧いただきたい。

「アカウント管理」にある「購入管理」の画面から希望のチャージ方法を選択する
「プレイステーション ネットワーク/チケットの番号、プロダクトコード」の入力をすると購入した金額がチャージされる
「ウォレット」へのチャージは最大20000円までとなっていて、それ以上のチャージはできない

 続けてゲームダウンロード方法を紹介しよう。まずXMB(クロスメディアバー)からPLAYSTATION Storeに移動し、「Newゲーム」または「ゲームアーカイブス」を選択する(ちなみに、「体験版/PV」から体験版などをダウンロードすることもできる。初めての方は、無料体験版から手慣らししてもいい)。この中から好きなタイトルを選び、ダウンロードが完了すると、自動でインストールが始まる。タイトルをバックグラウンドでダウンロードした場合は、その後XMBの「ゲーム」からダウンロードしたタイトルをインストールすればOK。

 PSPにゲームをダウンロードする場合はPS3を使う方法と、PCを使う方法の2種類が用意されている。ひとつはPS3とPSPを接続、ダウンロードしたタイトルを選択し「コピー」する方法。もうひとつはPLAYSTATION StoreのPCサイトからPSPに直接ゲームをダウンロードする方法だ。PCを使用してダウンロードするにはあらかじめPC側に「PLAYSTATION Network Downloader」のインストールをした上で、PCとPSPをUSBケーブルで接続しておかなければならない。PLAYSTATION StoreのPCサイトにアクセスし、「アカウントの管理」から自分のアカウントでサインインして、ほしいソフトを選択、ダウンロードが完了するとPSPに自動的にインストールが始まる。なお、同じPLAYSTATION Networkのアカウントを使用していればPC経由でPSPにダウンロードした後でも、PS3で改めてダウンロードすることも可能になっている。

 また、PLAYSTATION Storeで提供されているタイトルにはPS3、PSPそれぞれ専用のタイトルも少数ではあるが、存在するのでよく確認してからダウンロードしてほしい。

PCでダウンロードする際に必要な「PLAYSTATION Network Downloader」のインストーラーはサインインした状態で「ダウンロードリスト」を選択し、「はじめてのかたへ」の画面から入手できる
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」