電波依存症のアナタに――「どこでもWi-Fi」で、自分専用のWi-Fiアクセスポイントを携帯しよう日々是遊戯

DSやWii用の周辺機器、関連グッズなどを扱うモリゲームズブースで、ちょっとユニークなデジタルガジェットを見つけた。これを使えば、いつでもどこでもWi-Fiに接続することができるという優れモノだ。

» 2008年10月09日 23時24分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

常にネットにつながっていたい人に

 本日10月9日より、幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2008」。その会場で、ちょっとユニークなデジタルガジェットを発見したので紹介してみたい。

 モリゲームズのブースに参考出展されているウィルコムの「どこでもWi-Fi」という製品がそれ。見た目はなにやら電池の充電器のようだが、実はコレ、中にW-SIMが入ったれっきとした通信端末。これを使えば、ウィルコムの電波が届く範囲内であれば、どこでもWi-Fiネットワークに接続することが可能になる。要するにこれ自体が、持ち運び可能な無線LANのアクセスポイントになるというわけだ。

 もちろんAOSS機能にも対応しており、ワンタッチでDSやPSPとも接続可能。外出先でも「クイズマジックアカデミーDS」の全国対戦が楽しめるのはちょっと嬉しいかもしれない。ノートPCやiPod touchとつないで使用することもでき、ゲーム以外でも使い道は多そうだ。

 ただちょっと残念なのがバッテリーの持続時間で、“単三4本で約2時間”と、「外でもばりばりインターネットがしたい!」という人にとってはやや心許ない印象。標準で「eneloop」が付属し、充電すれば繰り返し使用できるとはいえ、ノートPCやゲーム機のバッテリーより先に切れてしまうのはいただけない。カバンの底などに忍ばせておけば、あとは特に意識せずともWi-Fiにつなぎ放題――といった使い方をつい夢想してしまうが、これはさすがにぜいたくすぎるだろうか。

 また通信速度についてもPHSのスピードに準拠するため、最大で204bpsに限定される。オンラインゲームなどで遊ぶには十分な速度だが、いまどきの重いWebサイトを見るには少々厳しいだろう。やはりメインはゲーム用途と割り切って考えるのがいいのかもしれない。

 発売時期は今のところ「2009年春」を予定(販売はウィルコムが行う)。価格や販売経路、料金プランなどはまだ未定とのことだが、料金次第ではなかなか面白いガジェットになりそうだ。

見た目はまるでeneloopの充電器そっくりだが、これが携帯無線LANアクセスポイントになる
上部にはW-SIMの差し込み口がある。すでにW-SIMを持っている人なら、自分のものをそのまま使用できる
標準で単三eneloop4本が標準で付属する。2時間というバッテリー寿命を、短いと見るか十分と見るか……

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」