フリーウェアからWiiウェアへ。世界に羽ばたく「洞窟物語」の魅力日々是遊戯

昨年末、Wiiウェアでのリメイクが正式にアナウンスされた「洞窟物語」。残念ながら今のところ日本での発売は未定となっているが、この機会にあらためて「洞窟物語」の魅力を紹介してみたい。

» 2009年02月17日 23時59分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

世界が認めた、傑作フリーゲーム

 突然ですが、「Cave Story」というゲームを知っていますか?

 またの名を「洞窟物語」。もともとは日本の「開発室Pixel」というサイトで開発・公開されたフリーゲームだが、なぜか海外に熱狂的なファンが多く、北米では昨年末、ついにWiiウェアとしてリメイクされることが正式にアナウンスされ、大いにファンを喜ばせたりした(Wiiウェア版)。

 ゲーム内容は、いわゆる「メトロイド」型の洞窟探索型アクションゲーム。ファミコン時代を彷彿とさせるドット絵をはじめ、主人公の軽快なアクションや、武器をパワーアップさせながら、ナゾだらけの洞窟を隅々まで探索していくワクワク感など、「昔ながらの」という褒め言葉がぴったりハマる。謎解きや難易度のバランスも絶妙で、「メトロイド」ファンが異様に多い海外でウケたのも、そう考えると必然だったのかもしれない。

 ゲームの舞台は基本的に洞窟内だが、いかんせん巨大なので、中にはミミガーと呼ばれるウサギのような生き物の村があったり、用途のよく分からない巨大建造物なんかもあったりして、先へ進むたびに新鮮な驚きと発見がある。このナゾだらけの洞窟は一体何なのか? 主人公は一体何者なのか? かわいらしいキャラクターたちが織りなす、思いがけず骨太なストーリーにも引き込まれる。

 残念ながら、日本での発売については今のところ未定となっているが、もちろんオリジナルのWindows版自体はフリーウェアとして今でも公開中なので、こちらでいつでもダウンロード可能。もしまだプレイしたことがない人は、この機会にぜひプレイしてみてほしいと思う。

こちらがオリジナルのWindows版。広大な洞窟の中を、様々なナゾを解き明かしながら進んでいく

 ちなみに今回、開発者であるPixel氏に紹介の許可をいただこうと連絡してみたところ、開発中のWiiウェア版のスクリーンショットも何枚かいただくことができた。上のPC版と比較してみると、レトロな雰囲気はしっかり残しつつも、Wiiの画面解像度に合わせ、グラフィックの描き込みがより緻密になっているのが分かるだろう。日本でのリリースについては「努力中です」(Pixel氏)とのことだったので、いつの日か、このグラフィックが日本のWiiでも楽しめる日を楽しみに待ちたいところだ。


こちらが現在開発中のWiiウェア版。Windows版に比べ、さらに磨きがかかった「ドット絵芸術」に注目!

(C) 2008 Nicalis, Inc. All Rights Reserved.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」