日本信販は,通信機能を持つゲーム機や携帯電話,PDAなどを使ってインターネットで通信販売を行う際,暗証番号を入力するだけでクレジットカード支払いができる決済取り次ぎ方式を開発したと発表。6月ごろから同サービスを開始する計画だ。
このシステムの採用により,各端末がクレジットカード情報を持ち,機能的にクレジットカードと同等なものになるため,ユーザーは,手軽に電子決済を行える。また,SSLによる個人情報の暗号化などにより,安全性の強化も図られている。
ユーザーは,事前にカード会社で登録を行い,各端末にカードの情報や暗証番号,認証書などをダウンロードして保存する。会員が加盟ショッピングサイトでのカード決済の際に,4ケタの暗号番号を入力すると,認識書加盟店に送信され,会員の端末と相互認識を行うというシステムだ。
さらにSSL方式で暗号化された情報がカード会社に送信,料金の決済が行われる。また,さらなる安全性強化のため,保険もかけられるという。
携帯機も含めたコンシューマーゲーム機や携帯電話は,今後ますますネットの世界で活用されることになる。そのときこうした手軽で安全な決済システムが用意されていることは,一般ユーザーが本格的にネットワークを活用するきっかけとなるはずだ。
[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]
NEWS TOP
|