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記念すべきPS2の発売日・3月4日を迎えた秋葉原の街はPS2を初日にゲットしようとするユーザーたちで，ちょっとしたパニックに陥った。「発売は午前9〜10時」と明記している所が多く，また集まったユーザー次第では，それより早い発売もあり得るとしている。 街は深夜を迎えようというのに，あちこちで報道陣のフラッシュやTVカメラのライトなどで非常に明るい。
電気街にある某大手ショップでは，4日午前0時となった時点で，列を作る場所を指定した。ちゃんと「0時に列を指示します」と貼り紙で告知していたにも関わらず，同店の前にたむろしていたユーザーは，たちまち大パニック。
「押すな！」「痛てぇな！」怒号が響く中，1000人近い人間が少しでも早く並ぼうと，狭い路地を右往左往。言葉が分らない外国人も数多くPS2を求めて秋葉原を訪れており，どうしてよいか分らないまま列に並んでいた。 また，ほかの大手量販店では，午前0時30分には800人以上が列を作っており，終電で埼玉から来たという最後尾の学生は，「本当に買えますかねえ？」と不安顔。あまりにも長い列に驚いたユーザーが，街を放浪し，前述のパニックに輪をかけたらしい。
午前1時ごろ，終電車で秋葉原に到着したユーザーたちは，各店舗の列や騒ぎを見て，不安な顔で呆然と立ち尽くしていた……。 かつてWin95，Dreamcast，FFなど，市場に大きな影響を与えた製品の発売日前夜は，常にお祭り騒ぎとなった電脳都市・秋葉原。今夜の「お祭り」も，またゲーム史の1ページに加えられることとなる。 [SOFTBANK GAMES]
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2000年3月4日 更新
記念すべき3月4日を迎えた秋葉原
電気街の大手ショップ前には，徹夜でPS2を求める長い長い列ができていた。ある列は大通りを挟んで伸び，またある列は公園をとりまいて園内にも進出していた。
小規模なショップでも「当店の130台はすべて終了しました」と立て看板を早々に出していたほか，いくつかの店で「予約分は終了」の貼り紙を見ることができた。そうした店でも，一刻も早くゲットしたいユーザーの列が，これまた長く続いているのだった。
