プレイステーション2発売日,3月4日の秋葉原は,雨もふらず3月初旬とは思えない暖かさ。寒さを覚悟していた徹夜組にはありがたかったことだろう。
内外のメディアが多数集まった秋葉原では,その徹夜組への販売分で,多くの店舗で初日売りが既に完売の状態。
4日0時に列の先頭を指定して徹夜客を並べはじたソフマップでは,深夜のうちに販売数量以上の客が集まり,整理券も早めに配り終えていた模様。
販売開始前の店内を撮影させていただいたが,多数のPS2が積み上げられてユーザーに手渡されるのを待っているかのようだった。
そして,7時の販売開始からは大きな混乱もなくく,次々とPS2が売られていく。
購入者に聞くと,3日の午後以降秋葉原についたという人が多く,杉並区から来た会社員の男性は前日の仕事を終えてからやってきたということだった。
LAOXゲーム館では,4日1時ごろの1000人ほどの行列が,始発到着後,500人以上が一気に追加される。時間が経つにつれてさらにその数を増やしていった。
6時すぎには先頭から整理券が配布され始め,8時過ぎには配布終了となった。この時点までにこの列に加わった人たちは,発売日にPS2を入手できたことになる。
その8時前後にゲーム館前で,報道陣に取り囲まれるわけでもなく,一般のユーザーのようにデジカメにPS2販売風景を収めている,SCEJの久多良木社長に遭遇。
久多良木社長は3日21時ごろにも秋葉原を訪れていたということで,並んでいるユーザーの状況を気遣いながら,秋葉原を回っていた。
7時に販売を開始した小規模店では8時半ごろには本体の販売がほぼ終了。大型店を含めて,ソフト・周辺機器とも品切れになるものが現れた。
メッセサンオー本店では,販売開始は9時からの予定。ここでは,3日20時に整理券を配布しており,店頭に並ぶのは余裕の表情を浮かべたユーザーたち。
販売は予定より5分ほど早く始まり,購入者たちの顔はPS2を手に入れられた嬉しさに疲労も忘れているように見えた。
ここでも何人かに話を聞いてみたが,購入ソフトは「リッジレーサーV」「決戦」「ドラムマニア」などが人気。ただし,PS2ソフトを購入しなかった人も多く,DVD-Videoの再生機能や今後の発展性に期待してPS2を購入したと話していた。
数千人の徹夜組と国内外のさまざまなメディアが多数集まり,空撮のヘリコプターまで飛来した秋葉原。
超人気タイトルや新ハード発売のたびに見られるこの光景は,これからも繰り返されていくのだろう。
[SOFTBANK GAMES]
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