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NEWS 2000年5月9日 更新

icon 新会社「ドリームコール」が実現する
低コストの遠距離通話と音声ゲーム

 既報の通り,セガ・エンタープライゼスは5月9日,同社グループのイサオと米イノメディアと共同出資し,新会社「ドリームコール」(仮称)を設立すると発表。イノメディアの技術をDreamcastに採用したインターネット電話事業に参入する。

「ドリームコール」(仮称)では,DC用にイノメディアのボイスオーバーIP技術を搭載したシステムディスク「DreamCall」を用意。ユーザーは,今夏からDCを利用してインターネット電話や,サンプルゲーム「DreamDorobo」などを楽しむことができるようになるという。

 セガの常務執行役員・佐藤秀樹氏は,「ドリームコール」が行うサービスは,インターネット電話という新事業に加え,ゲームなどのコミュニケーション用の道具としての位置付けがある,とした。

 インターネット電話は,DCでインターネットに接続し,「DreamCall」とマイクデバイスをセット。相手の電話番号またはメールアドレスの入力をすることになる。電話を受ける側は,一般の電話および携帯電話の場合,そのまま会話ができるほか,インターネット接続されたDCやPCでも専用ソフトにおけるシステムが作動してインターネット電話を受けることが可能だ。

 インターネット電話のメリットは,長距離電話や国際電話がより低価格で可能となること。

 世界中のどの都市へインターネット電話をかけても,コストは“電話をかける側のDremacastから最寄のアクセスポイントまでの通話料金”と,“電話をかける側が加入しているインターネットサービスプロバイダー料金”,および“電話を受ける側と最寄りのアクセスポイントまでの通話料金”の合計を電話をかける側が負担することになる。

 セガらの説明によれば,通常の電話と比較して,国内の遠距離で約半分,海外では約3分の1のコストで通話することができるという。

 また,音声を使ったエンターテイメントも提供される予定。

 発表会会場でデモされた「DreamDorobo」(仮称・右上写真)は,今回のボイスチャット機能を利用して2人1組でプレイするゲーム。2人のプレイヤーは,協力してダンジョンの中で制限時間内に宝物を見つけて持ち帰るルールだ。

 一方のプレイヤーは全体的なマップを画面で見ることができ,狭い範囲しか見ることができないもう一方のプレイヤーに,DCのマイクデバイスを介して指示を出すというシステム。「そこを右に」「敵がいる」などのインターネットを介した声のやり取りがゲームの進行を左右することになる。。

[原 毅彦,SOFTBANK GAMES]

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