七夕の今日,ついにスクウェアのPS用超大作RPG「ファイナルファンタジーIX」が発売される。
ビッグタイトルや新ハードが発売される前夜は,決まって徹夜組が出る秋葉原。昨年の「FF VIII」やPS2の発売日は,お祭り騒ぎだったのはSOFTBANK GAMESでもレポートした。
今晩も秋葉原にはたくさんの人が……,と思い,深夜の電気街に向かったが,そこは普段と何も変わらない光景が広がっていた。
ラオックス ザ・コンピュータGAME館では,徹夜の列など全く影も形もなく,「FF IX発売のため,7月7日は午前7時から開店します」の貼り紙だけが風に揺れているだけ。
ほかの大手ショップ前でもほとんど人影はなく,終電を逃すまいと,サラリーマンたちが家路を急いでいる姿があるだけだった。
それでもソフマップには,3人の徹夜の若者が! うち2人はPSoneのために並んでいるという。唯一「FF」を購入するために秋葉原に並んでいたのは,千葉から来た学生さん。
18時くらいから並んでいるとかで,「友だちはみんなコンビニで予約してしまった。僕はお祭り騒ぎを期待して,予約は一切しなかった」と話しながら,閑散とした秋葉原の夜を見つめていた。
PSoneを購入予定の2人は,それぞれ「将来モバイルで使えるから」「今持っているPSが壊れそうだったので,コンパクトなデザインのPSoneが欲しかった」とのこと。それぞれ埼玉,練馬から来たという。埼玉の彼は13時には並び始めたというからすごい。練馬の彼は「FF」はコンビニ予約しているとのこと。
ちょっと寂しい秋葉原の夜だった。これもコンビニエンスやインターネット流通が日本市場で根付いてきたことや,ショップの販売時間厳守などが徹底されてきたことの裏返し。青少年の教育上にはいいことだ,と取材陣で話した次第。
「FF」とは無関係に,Winゲームの特典狙いの徹夜の列は,従来通り長く続いていた……。
[SOFTBANK GAMES]
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