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バンダイネットワークスとオムロンが携帯コンテンツで提携
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iモード向けコンテンツサービスなどを行うバンダイネットワークスは,オムロン,ならびにオムロンソフトウェアと共同で次世代モバイル技術「JUMON(じゅもん)」を活用したエンタテインメントコンテンツの開発・展開を行う。10月2日,その記者発表が行われた。
この「JUMON」は,オムロン開発によるモバイルエージェントミドルウェアで,「エージェント」と呼ばれるプログラム部品を送受信することでさまざまな情報伝達が携帯電話などの間でできる。
従来の携帯電話用コンテンツは,一般的にそれぞれがサーバとのやりとりを行うようになっていた。「JUMON」による分散環境では,対戦型ネットワークゲームや多人数チャットを楽しむ場合,その実行の呼びかけを行ったユーザーのみがサーバにアクセスすれば,他のメンバーはその「親」ユーザーを中心にネットワークを構築することになる。これによってコンテンツプロバイダは,サーバの負荷と運用コストを低減することができ,一方ユーザーは速いレスポンスを得ることができる。
また,JAVAで記述されたこのミドルウェアを搭載した携帯電話機は,通信規格の異なる事業者間でも同じネットワークゲームを楽しむことが可能になるため,コンテンツやアプリケーション開発にもメリットがありそう。携帯電話で楽しめるゲームの世界がますます広がりそうだ。
サービスの開始は,年末のJAVA対応iモードについて,十分な検証ができる2001年の春を予定しているとのこと(写真は記者発表に用いられたイメージ)。
なお,「JUMON」のシステムについては10月3日より幕張メッセで開催される「CETEC JAPAN」のオムロンブースでデモ機器の実演が行われる。
[SOFTBANK GAMES]
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