今回の「WORLD PC EXPO 2000」（WPE2000）においてマイクロソフトは，12月発売予定のWindows用ゲームソフトを3本もプレイアブルな状態で出展した。

　VWニュービートルRSiやアウディTTなどを愛車に，ロンドンやサンフランシスコの街を疾駆する3Dレーシング「ミッドタウン マッドネス2」は，ハンドルコントローラーとシートが用意された状態で出展された。

　MSの説明員によれば，今回プレイヤーが操ることのできる車は，前述のVWやアウディのほか，ミニ クーパーなど20種（前作に10車種が追加された）。

　サンフランシスコやロンドンの街並みを，リアルに再現。アップタウンの激しいサンフランシスコは，相当なドライビングテクニックが必要だ。今日も会場では，スーツを着たビジネスマンが，果敢にドリフトを決めていたぞ。一方ロンドンでは，地下鉄に潜って（！），クレイジーな走行を楽しめる。

　そして，第二次世界大戦の空戦がデスクトップで楽しめる「コンバット フライト シミュレータ 2」も，WPE2000のMSブースでプレイできる。

　零戦やコルセア，ヘルキャットなどを操り，日米どちらの戦闘機でもプレイができるのが嬉しい。18年以上にもおよぶMSのフライトシミュレータのノウハウをベースに，実際に太平洋戦線を戦ったパイロットたちの協力により，機体，飛行，操作感覚，さらに作戦に至るまで，詳細に再現している。WPE2000では，従来よりもさらに質感を向上したジョイスティックで，零戦を操ることができるのだ。是非会場に足を運んでみよう。

　飛行機といえば，同社の「クリムゾン スカイ 〜財宝と美女をめぐる，空賊たちの冒険〜」は要注目のタイトル。

　これは，プレイヤーが空賊となり，飛行機を操りながら，宝探しの冒険に出たりするアクションシューティング。飛行機の操作もフライトシムほど難しくなく，ドクロの描かれた飛行船からレシプロ機で発進するシーンなど，かなりファンタジー的な要素も加味されていた。

　フライトシムほどシビアな操作が必要とされないためか，WPE2000に訪れた若者だけでなく，年輩の来場者にも概ね好評。同社のスティックが接続された試遊台は，常にプレイ待ちの列ができるほど人気だったぞ。

　以上のタイトルはすべて12月発売予定。クリスマスは，空を，街中を，駆け抜けよう！

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