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WORLD PC EXPO 2000で見たゲーム周辺機器
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現在,東京ビッグサイトにおいて開催されている「WORLD PC EXPO 2000」(主催:日経BP)の会場では,ゲーム関連の周辺機器も見ることができる。21日までの開催なので,みんなで遊びに行ってみよう。
オリンパスのブースでは,先日発表されたばかりのプレイステーション2専用フェイスマウントディスプレイ「FMD-20P」(5万円)をデモ。「EYE-TREK」の名称で知られるシリーズのPS2版だ。サングラス感覚でかけるだけで,擬似的に52インチ相当の大画面が楽しめる。
「FMD-20P」はPS2のUSBポートから電源を取るため,別個にACアダプタを必要としないのがいい。また映像は,PS2のAVマルチ出力からコンポーネント映像で供給されるという。
「WORLD PC EXPO 2000」のオリンパスブースには,7台の「FMD-20P」が出展され,ナムコのPS2用バイクレーシング「Moto GP」の映像を見ることできるようになっていた。迫力ある大画面に,来場者は体をそらしていたぞ。説明員は,ゴーグル部分に燦然と輝くPS2のロゴを指差し,SCE認可のPS2用周辺機器であることをアピールしていた。
SOFTBANK GAMES的にイチオシのゲーム関連周辺機器といえば,高木産業で参考出展されていたムービングシステム。
PCゲームからジョイスティックのSIDEWINDER向けに出力された信号により,シートが稼動するシステムだ。単に椅子が左右に動くというレベルではなく,シート部全体が大きく傾くほどの動作範囲を持つ。アミューズメント施設にあるライドシステムの1人分というか,体感ゲームの筐体(からモニターを外した)そのものというか,かなりイケている。
デモでは,同社の最新液晶プロジェクターと本格的なAVシステムにより,100インチでWin版「セガラリー」が楽しめた。上の写真では分かり難いかもしれないが,この新システムに接続されたハンドルを切ると,驚くほど座っている部分が底面からバンクする。ただしハンドルはMSのコントローラで,そこからさらにこのシステムに接続されているっという。
ハンドルだけでなく,通常のジョイスティックにも対応しており,フライトシムも楽しめるぞ。
高木産業の説明員によれば,コストや設置スペースを抑えるために,まだまだ各部の見直しが必要だというが,20万円以下(目標)で年内にリリースされるというから驚き。施設やイベントでの利用のほか,個人ユーザーもターゲットだという。思わずその場で予約するところだった(笑)。
「WORLD PC EXPO 2000」には,ほかにもTGSで話題となった,アイレムソフトウェアエンジニアリングのポータブル液晶ディスプレイ(PS2にぴったりのデザイン!)も出展されるなど,ゲーマーにも注目製品が多数出展されているイベントとなっているのだ。
[SOFTBANK GAMES]
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