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「英雄伝説」最新作が20世紀の最後を飾る
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日本ファルコムは12月7日,Windows用RPG「英雄伝説IV 朱紅い雫(あかいしずく)」を発売する。
「英雄伝説IV 朱紅い雫」は,単なる移植作品ではなく,ファルコム社内でも“引き継いだのはキャラクターの名前のみ”という声が上がるほどの創り込みが行われているという。
シナリオは完全に一新され,四部構成に。各章間ビジュアルやドラマチックな展開を予感させるオープニングムービーが新たに追加されるなど,演出面も強化も図られた。
キャプテン・トーマスやミッシェルといった,「英雄伝説」シリーズ共通キャラクターたちのエピソードも大量に盛り込まれ,前作では単なる戦闘員だったアルチェムら人気キャラが,ストーリー本編絡んでくるぞ。8ビットPC時代からの長い歴史を持つ「英雄伝説」のストーリーが,今,集結する。
戦闘システムも「白き魔女」や「海の檻歌(おりうた)」をベースにさらに進化。必殺技システムとして敵・味方併せて60を超える独自のコンバットアニメがWindows画面に展開。各魔法には属性や効果範囲,詠唱時間も設定できるようになったほか,敵側も行動を察知して戦略を変えるなど,格段に戦略性が向上したリアルタイムバトルとなるのだ。
さらに新たなテーマ曲をはじめとする新曲も大量に追加され,サウンド面も大幅に強化。オリジナルWAVE曲のイメージを壊すことなくMIDI用に独自にアレンジされているという。
ファルコムファンお楽しみの初回特典は,今回もスんゴイ! 400ページ(!)にもなる初期版制作時に作成されたゲームシナリオ原稿を完全収録した「シナリオ原本」,さらに100ページとなる「オールカラー設定資料集」,オーケストラによる全10曲が収録されたサウンドCDも同梱される。
この特典が付くものと付かないバージョンで,それぞれでCD-ROM版とDVD-ROM版をラインアップ。価格はすべてオープンだ。
新システム,強化されたグラフィック&サウンド,そして超豪華特典……。DOS時代からこのゲームに触れたのべ150万人以上ユーザーが,待ちに待った究極の「英雄伝説」が,20世紀の最後を飾る。
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