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ついにここまでやってきた! ホンダの新型ロボット登場
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本田技研工業(ホンダ)は本日(11月20日),P3に続く新しい人間型ロボットが発表されたぞ。名前は「ASIMO(アシモ)」。そう,これまで名前らしい名前がなかったロボットに名前が付けられたのだ。
「ASIMO」というのは,“Advanced Step in Innovative Mobility”の略で,新しい時代へ進化した革新的なモビリティーを意味している。
ホンダは知っての通り,2輪や4輪の開発を行っているが,移動に関わる領域のことを「モビリティー」と呼んでいて,究極のモビリティーである「歩行」の分野へも挑戦。14年間にわたって自律歩行人間型ロボットの開発を行ってきたのだ。そして,人間のパートナーとして,近い将来に人間の生活空間で活動することを想定し,より身近で親しみやすいロボットとなるように名付けられたというわけだ。
「ASIMO」は,人間の生活空間に適応し,身近で親しみを感じるデザインが特徴。スイッチ類やドアノブに手が届き,テーブルや作業台で作業できるように,P3に比べコンパクトなサイズ(全高120センチ)になった。重量も,骨格構造の見直しとフレーム肉厚の薄肉化,さらに制御ユニットの小型・軽量化により,43キログラムと大幅に軽量化されたのだ。
なんといってもびっくりしたのは,その歩行のスムーズさ。駆動音はP3に比べて格段に静かになったし,5本の指が独立して動作するなど,素晴らしい出来となっている。
また,方向転換の際にいちいち一旦停止することもなくなったのだ。これは,従来の歩行制御技術に予測運動制御という,次の動きを予測してあらかじめ重心を移動させるシステムを加えたことによって実現したもので,「i-WALK(Intelligent Real time Flexible Walking)」技術と呼ばれているのだ。実際に歩いているところを見ると,中に子どもが入っているような感じがしてくるほど,人間の歩き方に近い,より自然で安定性の高い歩行を実現していた。
「ASIMO」のコントロールは,P3のようなワークステーションからのコントロールに加え,携帯コントローラを使って自在歩行の操縦と身振りや手振りなどの動作をボタンで操作することができるようになったぞ。握手をしたり,両手を振ったり,お辞儀をしたりといったさまざまな動作を直感的に携帯コントローラからカンタンに操作できるのだ。まさに,28号を操縦する正太郎君のような気分になれるというわけだ。
なお,「ASIMO」は今週末に横浜で開催される「ロボット博覧会」で一般に初披露されるぞ。ぜひともこの機会にロボットの未来をかいま見させてくれるASIMOに会いに行こうぜ。
なんだかマ○チみたいなロボットが現れるのも,そう遠い日ではないような気がしてきたね。
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