任天堂は,2000年9月の中間決算を発表,連結売上で1,906億円,経常利益で627億円とを計上した。
この業績は,金融商品の時価会計を導入に伴う多額の特別損失を計上したことにも関わらず,5月26日発表の予想額より上回るものとなった。
理由として,レジャー機器部門でゲームボーイのハード売上が全世界販売数で1億台を突破し,「ポケットモンスター」シリーズや,ゲーム機を傾けて遊ぶ「コロコロカービィ」が評判になったことが挙げられている。
また,NINTENDO64でも,「ポケモンスタジアム」「マリオテニス64」が好調に推移したことが影響しているようだ。さらに,海外子会社でのロイヤリティ収入などの増大も関係しているとのこと。
しかし,通期の見通しに関しては,NINTENDO64関連の売上が落ち込んだことや,外貨預金の受け取り利息の増大などが予想されるため,売上高で400億円,当期純利益で40億円減少の下方修正となった。
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