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「PCに来て悪いかよぉ?」シーマンがWindowsに!
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日本アイ・ビー・エム(IBM)とビバリウムは本日(12月19日),音声認識ソフト・ViaVoiceの最新版「ViaVoiceSnap−EasySnap」を組み込んだ「シーマン for Windows」を開発したことを発表した。
「シーマン for Windows」は,「ゲームではなく,コミュニケーションソフトであり,デスクトップ上に飼うペット」(ビバリウム・代表取締役の斎藤由多加氏)として開発されたもの。PCを立ち上げると,まるで壁紙の中をシーマンが泳ぐような形で常駐し,相変わらずの毒舌でユーザーに語りかける。
シーマンとの会話の元になるのは,ユーザーが書き込むスケジュール。例えば,「取引先と飲み会」の予定を入れると,「今日,パートナーと飲み会だろ? 接待ってやつかぁ?」といった会話が繰り広げられるのだ。
メールが友だちから来たときには,「○○からメールが来てるけど,読まなくていいのか?」というコメントがついてくる。ここで迷惑メールを食べてくれることもあるらしい。
また,この友だちのシーマンがユーザーのデスクトップに乱入し,「うちの主人(プレイヤー),○日が暇なんだけど,食事に行かない?」と,簡単なコミュニケーションも(勝手に?)取れるようになっている。
気になるプライバシーについて,斎藤氏は,「細心の注意を払って開発をしている。ただし何でもプロテクトしてしまうとシーマンが全く動けなくなってしまうので,チェックボックス式でどこまで公開するかを決定するやり方をとっている」と話した。
このソフトに組み込まれた日本IBMの「ViaVoice−EasySnap」は,コマンド&コントロール専用の音声認識ソフトウェア。本体250キロバイトという軽量さに加え,認識性能は約90%という驚異的なもの。さらに「ほとんどのメーカーのマイクが使用可能」(日本IBM・岡部氏)と,専用マイクがいらないことも特徴。
ビバリウムでは,来春から「シーマン for Windows」をisao.netで配信開始したい考え。また,ver1.2からは,ユーザーの欲しい情報とメーカーの商品情報をマッチングさせる機能も持たせるなど,このソフトを使った新たなビジネスモデルを確立させていく方針だ。
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