ハドソンは，3月1日より，ゲームソフトの自社流通を開始することを発表した。

　これは，従来SCEなど，ゲーム機メーカーを通して小売店に流通させていた方法を，ハドソンが直接小売店に販売する方法に切り替えるもの。現在，小売店との法人契約交渉をはじめている最中であり，3月のスタート時には，流通の8割を占める50法人と契約する見込み。

　今回の自社流通開始の理由について同社では，「毎月100タイトル以上のゲームが発売され，新しい切り口のソフトなどが埋もれてしまうことなどを考えた結果，自社流通という方法を選んだ。これからの情報サポートは，ハドソンが直接小売店に対しフォローを行っていく予定」（同社広報）としている。

　任天堂向けのソフトは一部が問屋経由で販売も行われるが，3月に発売予定のPS2「ブラッディロア3」，PS「くるくるまるまる」，GBA「桃太郎祭り」「ピノビィーの大冒険」などのソフトは，基本的にはいずれも自社流通での販売となる。

[SOFTBANK GAMES]