昨今のカメラブームを反映してか，今回のAOUショーでは，ナムコとコナミがカメラマンの気分を体験できるゲームをそれぞれ出品していた。

　ナムコの新作「フォトバトール」は，銃型のコントローラでプレイする「ガンバレット」シリーズと，反射神経や瞬発力を競う（？）「技脳体」シリーズの流れを汲んだ「カメラバトル」ゲーム。

　きょう体には，ミノルタ「α-Sweet」と同じ外形の一眼レフカメラ型コントローラが装備されている。これを構えて，さまざまなミニゲームをクリアしていくのだ。

　ミニゲームは「SPORTS」「ART」「SCOOP」「TECHNIC」の4ジャンルに分かれており，与えられる課題は「野球場でバッターが打った瞬間のボールを撮れ」といったリアルなものから，「人混みの中に紛れた宇宙人を撮れ」といったユニークなものまで盛りだくさん。失敗するとライフが減っていき，すべてのライフを失うとゲームオーバーだ。

　もちろん，ただ撮ればいいというわけではない。ファインダーの中心で被写体を捉えたほうが点数が良いので，さらなる高みを目指すには，強靱な集中力と飽くなき鍛錬が必要になる。

　ゲームの中には，ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリの「藤本綾」ちゃんや，極真空手世界チャンピオン「岡本徹」選手が実写映像で登場するものもあるぞ。

　わいわい楽しむも，究極のハイスコアを目指すもプレイヤー次第だ。

　コナミの「PRIVATE SHOT」では，タレントを撮るプロカメラマンの雰囲気を味わえる。

　モーニング娘。やDA PUMP，MAX，佐藤江梨子，川村亜紀といったアイドルの映像に向かってシャッターを切り，指示された「ベストショット」をできるだけ多く撮るのが目標だ。

　カメラ型コントローラーのファインダーを覗くと，流れていく映像に合わせてベストショットを撮るためのカメラ位置とタイミングの指示が出る。カメラを動かしたり，ズームしたりしながら，うまくベストショットをものにしよう。

　このゲームのポイントは，ゲーム終了後に，撮影に成功したショットをカードとしてプリントアウトできるところ。しかし，同じアイドルでも，指示されるベストショットは毎回変わる上，1ゲームでもらえるカードは2枚まで。コンプリートするためには，何度も撮影に挑まなければならないぞ。

　春以降，ゲームセンターでシャッターを切る人の姿が多く見受けられそう。君なら「テクニックの高み」と「アイドル画像のコンプリート」のどちらを目指す？

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