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将来は3D格闘も? 携帯向け3Dポリゴンエンジン発表
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ドコモのケータイで「インベーダー」や「パックマン」,果ては「スペースハリアー」まで遊べるようになり,「いい時代になったもんだ」としみじみしたのも束の間,「もしや,将来はバーチャファイターも?」と妄想したくなるような新技術が発表された。
3月15日,J-フォングループ,バンダイネットワークス,エイチアイは,携帯電話向け3Dポリゴンエンジン事業に関して合意したと発表した。
バンダイネットワークスとエイチアイの共同開発による「マスコットカプセルエンジン/Micro3D Edition for J-PHONE」という3D描画エンジンが,6月以降に発売されるJ-フォンの端末に組み込まれる。これによって,対応端末に対する3D画像コンテンツの配信が可能になる。
発表会では,3Dポリゴンで表現された「SDガンダム」などのキャラクターを携帯電話上で拡大,縮小,回転させるデモなどが行われた。
気になる表示性能は1〜500ポリゴンを4〜20フレーム/秒で表示できるというもの。実際に配信されるコンテンツの内容についてはまだ決まっていないとのことだが,当初は待ち受けキャラを3Dデータで配信するといったものが主流になるようだ。
しかし,現状でも技術的にはJavaプログラムを使ったキャラクター制御などが可能になっているというから,'01年末にかけて端末の機能が強化されれば,ゲームに限らず,3Dグラフィックを使ったさまざまなサービスが携帯電話向けに提供される可能性がある。
バンダイネットワークスでは,「ビジネス的,技術的条件が合えば」他のキャリアへの同エンジンのライセンスも行うとしている。今後の動向に注目したい。
[SOFTBANK GAMES]
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